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2008年7月23日 (水)

命をつなぐ井戸を作って!

 「21世紀のカンボジアを支援する会」では水不足が深刻なカンボジアの小学校に井戸を寄贈する運動を続けているが、2003年3月に私が資金を提供して第1号機を作り、この6月にとうとう100号機が完成した。この間約5年、1年平均20基を作り寄贈した。井戸はカンボジア製手押しポンプ式で性能や耐久性に問題なく、5年前に作った井戸も、一度も修理することなく順調に稼動している。水量も豊富だ。

 井戸の価格は15万円、これは業者に支払う工事代金のほか、寄贈してくれた方のネームプレート作成費、本会現地事務所のガソリン代・人件費など諸経費の総額だ。井戸1基の代金(15万円)×100基=1、500万円という大金が日本中から寄せられ、カンボジアの子ども達や小学校の周辺で暮らす地域住民の生活に潤いを与えている。乳幼児が多いカンボジア、赤ちゃんのためにも井戸は欠かすことのできない必需品だ。

 カンボジアの年間降雨量は平均すれば日本とさほど変わりないが、降雨は雨季の8月~10月に集中する。水道のない農村地帯では、池を掘ったり屋根に降った雨水を水がめに貯めるなどして生活水を確保しているが、とても不衛生なので飲料水には向かない。井戸がある地域はなくもないが、土管を埋めた簡易井戸はとても不潔で不評だ。

 5年前、私が井戸を作り始めたきっかけは、たまたま訪問した農村の小学校で、子ども達が校庭にある池の水を飲んでいるのを目にしたからだ。先生に聞けば、家にも学校にも井戸がないので、皆がこの池で喉を潤しているという。体に良いわけがない。

 日本では、最近は水道の水さえ飲まず、ガソリンより高い値段でペットボトルの水を買って飲んでいる。この格差は何だろう。こんなことをしていたら、いつか日本は天罰を受けるのでは?ただ同然の水を使い放題の日本、それはそれとして天の恵み、でもこんなに豊富な水がある日本に住んでいることを感謝している日本人が何人いるだろう。

  持っているものを分かち合いたい。でも日本から水は運べない。なら日本で寄付を募り、それで井戸を作ってあげたいと思った。15人が1人1万円ずつ出し合えば井戸が1基完成する。(東京ではチョット高級なレストランで食事すれば、1~2万円が1時間で消えてしまう)この一つで数百人の子ども達、地域住民、乳幼児の命をつなぐことができるのだ。

 中国に「井戸の水を飲む者は井戸を掘ってくれた人のことを忘れてはいけない」という諺がある。カンボジアの人たちも、井戸を作ってくれた日本人ドナーさんのことは一生忘れないと言っている。水は命です。

              

           7月23日    代 表   根岸恒次

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