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2008年11月

2008年11月12日 (水)

HIV(エイズ)感染者が増えている

 全世界で猛威をふるうHIV(エイズ)、カンボジアはアジアの中でも感染者数が多いとされる。

 カンボジア政府の保健省内にあるエイズ対策局、ホー・ブンレン副局長(写真右)にお会いし、カンボジアの現状とその対策について話を聞いた。

  現在カンボジアには61、400人のエイズ感染者がおり、昨年だけでも新たな感染者が1、090人もいたという。昨年のエイズによる死亡者数は6、980人と、アジアの中でも死者数が多い国のひとつだ。

 こうした現状に対し国の施策といえば、もっぱら外国からの援助待ちだ。日本や欧米などの先進諸国から無償援助があり、感染者や発病者に対し薬を無料で差し上げている。しかし、感染者が増えている現状では、とても全員に薬を与える余裕がないし、人材もいないという。

 ホー副局長は「カンボジア政府は日本から沢山の援助をいただいているが、その多くが橋や道路などのインフラ整備で、エイズ対策費としては少ないのが現状です。NGOの皆さんにも関心を持ってもらい、物心両面で支援していただけたら嬉しい」と話した。

 もう一つ、エイズ孤児の問題がある。本人はエイズではないが、親がエイズで亡くなり孤児になってしまった子ども達が全国に8、000~10、000人いるという。その多くが親戚に預けられているようだが、ストリートチルドレン化する子も多く、社会問題となっている。

 最近は医学の進歩で新薬が作られ、エイズも不治の病ではなくなりつつある。薬さえ欠かせなければ、一生病気と向き合い生きることも可能だ。しかし社会的な偏見もあるため正しい知識の普及と、エイズに罹らないための対策も欠かせない。特に、母子感染などでエイズになってしまった子ども達は何の落ち度もないのに一生十字架を背負わされる訳だ。こうした子ども達が安心して暮らせる生活の場を作ろうと、本会では児童養護施設を建設しており、来年から運営を開始する。理解ある皆様のご支援をお願いしたい。

       2008年11月12日       理事長  根岸恒次

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