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2008年12月19日 (金)

子どもたちの権利が阻害されている

  カンボジアの首都プノンペン市内にある福祉省を訪問した。正確には福祉のほかに退役軍人のケアや青年のリハビリテーションを担当する省庁で、日本の「厚生労働省」の「厚生」の部分を担当する部署のようだ。カンボジア政府には二十余りの省庁があるが、福祉や教育を担当する省庁の規模は小さく、建物もオンボロで職員も少ない。この建物を見ただけで、カンボジアの子ども達の実情を察知することができた。 

 子どもの福祉を担当する部署の責任者であるマウ・ソバッティさんに会い、カンボジアにおける孤児たちの現状を聞いた。

 マウさんの話では、現在カンボジア全土に約2万人の孤児がいるというが、その半数の約1万人が全国にある185箇所の孤児院で暮らしているそうだ。185箇所の内訳は、国立が20箇所、国内外のNGOが運営する所が165箇所と、大半が外国のNGOに頼っているのが現状だ。また、国立といっても名ばかりで、運営費の多くが外国から支援を受けている。

 165箇所の孤児院を運営するNGOを国別に分けると欧米が圧倒的に多く、その多くがキリスト教団体だ。最近は韓国などのキリスト教団体が増えているが、日本のNGOが運営する孤児院は少ないという。

 アンコールワットで子守をしている少年がいた。(写真)近所に住む子のようだが、多分親から命ぜられ、写真を撮らせてお金をもらうように言われたのだろう。聞くと5人兄弟の長男で、通学していないという。貧しくて学校へ行かせてもらえないそうだ。孤児ではないが、ある意味孤児院で暮らしている子ども達より悲惨といえる。繁華街でよく見かける、乳幼児を抱えてお金をねだるこども達の背後に親の姿が見え隠れしているのも同じだ。

 子どもは健全な環境の中で健やかに育つ権利を有している。しかし残念なことに、カンボジアなど途上国の子ども達の多くはその権利が阻害されている。命さえ危うい子ども達もいるのが世界の実情で、日本でも時々犯罪に巻き込まれるものの、概してその多くは安全かつ良好な環境の中で暮らしている。そのことが当たり前になってしまい、世界の現状を理解できない親子の何と多いことか。

 本会が主催するカンボジアへの旅に小学4年生が参加した。何不自由なく恵まれた毎日を送っている小学生にとって、カンボジアの子ども達の生活ぶりはかなりの衝撃だったようだ。毎日食べられること、水が飲めることの有難さを知り、カンボジアへ行ってよかったと感想文を寄せてくれた。

                 12月19日   理事長 根岸恒次

Mekon1219

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コメント


こんにちは。
私は今、
NPO法人NLAニューライフアドベンチャーという団体所属し、
その活動の一環である

カンボジアの子供達へ
衣類や文房具などを
直接持っていく
ボランティアに参加しています。

そこで、活動のスライドショーを
作ろうと思いまして、
カンボジアの現状を写真で
伝えたいのですが、
ホームページにある
子供の写真は
使用しても大丈夫ですか??

作成するスライドショーは
同年代10代~20代の
人にむけて、
活動内容を説明する際に見せるもので、
営利目的ではありません。

投稿: 太田 | 2015年2月20日 (金) 13時35分

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