« カンボジア国王よりメダルを授与 | トップページ | カンボジアの伝統行事「水祭り」で多数の死傷者 »

2009年6月 3日 (水)

国を担うリーダーの輩出を願う

 本会では、カンボジアの農村に住むこども達が学校へ行けるようにと、2003年に「クメール教育里親基金」を創設して、早や6年が経過した。現在約500人の貧しい家庭に住む子ども達を教育支援しており、家庭での生活が困難なこども達の受け皿として、児童養護施設「夢ホーム」も完成した。

 農村に住むこども達の生活ぶりは、本会の現地スタッフが時折り子ども達の家庭を訪ね、日本の里親さんへ訪問記録を郵送しているが、そのレポートからこども達の様子をうかがい知ることができる。

 こども達は朝5~6時には起き、掃除をしたり牛の世話をした後朝食を食べて学校へ行く。(学校の多くは午前・午後の2部制なので、午後から通学する子もいる)午前中の授業は11時頃終了、帰宅して昼食を食べた後は兄弟や近所の子らと遊んだり家のお手伝いをして、早めの夕食を食べた後は勉強をしたり読書して、午後8時頃には床につく。ほとんど電気のない家庭ではすることがないので、日が暮れると家族全員が早めに寝てしまう。24時間灯りがついている日本では到底考えられない健康的な生活だ。

 複雑な家庭環境にあるこども達も多い。両親が亡くなったり離婚したりして親と一緒に暮らせないこども達は、たいがい親戚の叔父さんや叔母さんが面倒を見ている。おじいさんやおばあさんと暮らす子もいる。

 子ども達の遊びといえば、男の子はサッカー、女の子は縄跳びだ。サッカーはボールさえあればみんなで楽しめるし、縄跳びも縄1本あればできる。日本のようにゲーム機もなければパソコン、携帯もないので、大地でのびのびと遊ぶのが普通だ。

 こども達に将来の夢を聞くと、学校の先生と医者になりたい子が圧倒的だ。稼業(農業)を継ぎたい子が少ないのが気掛かりだが、夢は大きい方がいい。もう一つ残念なことは政治家になりたい子が少ないこと。カンボジアの未来は政治家の資質にかかっていると言っても過言ではない。東南アジアは世界に名だたる政治家を多く排出している。シンガポールのリー元首相、マレーシアのマハティール元首相、ノーベル平和賞を受賞したミャンマーのスーチー女史、お隣のベトナムには建国の父、ホー・チミン元大統領がいる。お次はカンボジアから?・・・。教育支援している里子の中からそんな逸材が出ないだろうかと淡い期待を抱いている昨今である。

   2009年6月3日      理事長  根岸恒次

Mekon06

 

|

« カンボジア国王よりメダルを授与 | トップページ | カンボジアの伝統行事「水祭り」で多数の死傷者 »

コメント

こんばんは。記事を読み、共感した者です。

私もカンボジアのある孤児院を支援する団体に参加していますが、以前から孤児院と政府との関係が悪く、現在、政府の役人から最近強制退去の勧告を受けています。

何か対処法など知っていらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか。

当面の方針として、アピールの文書をそろえ、支援者からの講義のメールや手紙を送るつもりですが、この方法以外にも、取れる手段はすべて講じる予定です。

急なメールで大変申し訳ありませんが、もし何か情報がありましたら、ぜひご返信頂きたいです。

投稿: nonp | 2009年6月15日 (月) 00時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 国を担うリーダーの輩出を願う:

« カンボジア国王よりメダルを授与 | トップページ | カンボジアの伝統行事「水祭り」で多数の死傷者 »