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2012年6月25日 (月)

うまい儲け話にご用心

カンボジア政府公認の事業に投資するとうたい、高配当を約束して少なくとも約三千人から十七億円を集めていた都内の会社が、配当の支払いを滞らせていることが、新聞社の取材でわかった。警視庁も出資法違反の疑いありとみて情報収集を始めたようだ。

 出資者の多くはお年寄りで、老後の資金をつぎ込んだ人も多く、一千六百万円も出資した女性もいたという。当初から事業実態がないにもかかわらず、同社の関連団体がカンボジアに小学校を建てたかのように見せかけ、相手を信用させて出資を募ったという。

 新聞記事を見た会員さんから「21世紀のカンボジアを支援する会と関係があるのか?」といった質問が寄せられた。勿論関係ないが、この種の団体と混同されてはたまったものではない。今後の捜査の進展に期待し、全容解明を急いでいただきたいものだ。

 カンボジアの支援活動に携わるようになり、かれこれ十七年になるが、これに類似した事案を、いくつか聞いたことがある。一番多いのが、カンボジア人の政府関係者などに、学校建設資金などの活動資金を前渡ししたが、その後、何ら進展なく関係者とも連絡が取れなくなってしまったケースだ。安易に相手を信用し、先にお金を渡すなど大変危険な行為であることを認識しておかないと、途上国での支援活動はまたたくまに頓挫する。善意の資金が有効に使われないことが断じてあってはならない。

 本会も、カンボジア国内で校舎を建てたり井戸を作ったりしているが、常に出来高に応じて支払っており、金銭トラブルは一度もない。政府関係者が仲介することもなく、皆様からいただいた活動資金はすべて、建設業者や受益者に直接届けている。

 それにしても、三千人が騙されたことが事実であれば、この問題は両国の友好関係にもヒビが入る恐れもあろう。今後、このようなううまい話にはうっかり乗らないことだ。

2012年3月1日 根岸恒次

No63
純真 な子ども達を商売に使ってはいけない。

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