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2012年10月15日 (月)

「 クメール教育里親基金」創設10年

 本会では、カンボジアの農村に住む貧しい境遇にある子どもたちが学校へ行くことができるよう、2003年に「クメール教育里親基金」を創設し、子どもたちを支援してくださる教育里親の募集を始めた。現在、360人の子どもたちを、里親さんたちが教育支援している。

 基金を創設して今年は丸10年、当時小学校1年生だった子は高校生になっている。今年は、2人の高校生が8月に卒業した。基金では、教育支援は高校までとしており、その上の大学(又は専門学校等)へ進学するのは資金的に難しい状況だ。卒業した2人の高校生は、将来の大学進学に備えて就職することにした。

 カンボジアの農村に住む子どもたちを取り巻く生活環境は依然として厳しいものがある。農業だけでは食べていけないので、男親は建設現場で働き仕送りしている。母親も縫製工場などで働くケースが増えている。

 カンボジアの就学率は以前に比べると上がってはいるが、中途退学する子が多くなっている。特に、中学校を卒業する子は半数に満たないのが現状だ。
 そんなカンボジアの子どもたちだが、境遇にめげず、兄弟姉妹が助け合い、けなげにたくましく生きている印象を受ける。幸せ指数は日本の子どもたちより高いかもしれない。学校では、子どもたちが仲良く遊んでいる光景をよく見かける。

 日本では、いじめが原因と思われる子どもの自殺が相次いでいる。このことをカンボジアの校長先生に感想を聞いてみたが、とても信じられないという。子どもたちは生活するので精一杯、いじめている暇がないのだ。
 愛するカンボジアの子どもたちが、少なくとも中学校、又は高校を卒業することができるるよう、これからもしぶとく活動していくつもりだ。皆様のあたたかいご支援をお願いしたい。


2012年10月15日  根岸恒次(法人理事長)

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小学校で学ぶ里子

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