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2013年3月

2013年3月26日 (火)

カンボジアの農村に共同トイレを!

 カンボジアの農村に住む子どもたち(里子)の家に日本の教育里親さんを案内するとき、一番困るのがトイレである。

 普及率の統計はないが、大半の家にトイレらしき建物はない。ではどうしているのかと問えば、裏庭のあちこちに穴を掘り用を足しているという。習慣の違いといえばそれまでだが、衛生的ではないし、健康で文化的な生活を営む日本人には想像すらできないのが現状だ。

 最近はトイレを敷設している小学校が多くなったが、それでも半数だろうか。

 今年の1月、団体客をある小学校に案内したとき「いま一番ほしいものは何ですか?」との質問に生徒たちは声を揃えて「トイレがほしい」と言っていた。この小学校にはトイレがなく、生徒たちは不便を感じているようだった。早速、この団体からトイレ寄贈のお話をいただいた。

 皆様のおかげで、農村で井戸をよく見かけるようになった。

 本会だけでなく、世界中の慈善団体などがカンボジア各地に井戸を寄贈しており、水不足の問題は以前より軽減したかに見える。それでもまだ、川や池の水、雨水に頼っている村も多いので、本会は井戸掘りを継続していくつもりだ。

 しかし、体に入るものは出て行くわけで、井戸とともに必要なのがトイレだ。各家に設置するのが困難であれば、10軒~20軒に1つの共同トイレがあれば大いに助かる。

 トイレに関しては、日本はかなりの先進国だ。日本の技術は外国からの観光客が絶賛するほど素晴らしいものがある。公園を始め至る所にトイレがある。私の若い頃、アパートは共同トイレだったが、今では各部屋に付いているらしい。

 では予算はどのくらいかといえば、2人用(男女各1部屋)で12万円、4人用の大型トイレで22万円ほどで完成する。設置後のメンテナンスに費用はかからない。

 カンボジアの農村に共同トイレを贈る運動に、皆様のご支援をお願いいたします。(問い合わせは本会事務局へ。☎03-3991-2854)

2013年4月1日                     根岸恒次(法人理事長)

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小学校にあった4人用共同トイレ

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2013年3月13日 (水)

難問山積!!でも生き甲斐さえあれば

 今年こそ本を書くぞ!と意気込んで2013年が幕開けしたが、中々構想がまとまらない。とりあえず題目だけでもと新聞・雑誌・新刊書などを読みあさるも、政治・経済・社会問題は幅が広すぎて焦点が定まらない。かといって、ハウツーものや自己啓発本は性に合わない。そこで何人かの同世代組に、最近どんな本を読みたいと思うか、尋ねてみた。同世代とは60代前後、又はそれ以上のリタイヤ組が大半だが、定年を過ぎて悠々自適とはいかないが、それなりに余生をエンジョイしている人たちである。

 ある友人が話してくれた。「根岸さん、定年後の生き甲斐について、事例を交えて書いてほしいですね。なぜなら、定年後何をしていいのか分からず、家でくすぶっている人が沢山いるようですよ」と。

 なるほどその通りである。いわゆる団塊世代だけでも約700万人、その前後の世代を含むと1千万人以上の人たちがこの4~5年間に定年などにより第一線を退いているわけだ。

 小説家の森村誠一さんが、エッセーの中で定年のことを「能力の死刑」と表現しておられたが、正にその通りである。昔とは違い60才はまだ若いし、平均年齢は男女混合で82~83才だから、定年後の人生は20年以上あると思えば、もう一度がんばってみようかと思って当然である。

 しかしながら、その気があっても何をしていいのか分からない。会社と縁がなくなり、仕事でつながっていた友人とも縁遠くなってしまった。そうかといって、自宅のある地域社会に友人がいるわけでもなく、結局やることがないまま毎日が過ぎていく。一日中家にいるのも気がめいるので、時たま外出して気を晴らす、そんな日常を送っている人たちが日増しに増えているそうだ。

 そこで、そうした人たちの進路に少しでもお役に立てればと、カンボジアを始めとする国際協力の分野で活躍するシニア世代、特に60代~70代、又はそれ以上の年代で、気概を持ち活動する人たちの生き様を、まずはこのブログで順次ご紹介していこうかと思うに至った。その積み重ねが、いつの日か一冊の本となり日の目を見ることがあるかも知れない。

 幸い私は40代後半から国際協力活動に従事しており、カンボジアとも同時期より関わりを保ってきた。60才になってビジネスをリタイヤした頃にはすでに基盤が出来ていたので、恵まれていたといえる。

 しかし課題も多い。継続は設立以上に苦労を伴う作業だ。まあ、それが生き甲斐につながることならば、甘んじて苦労を買ってでる姿勢も必要であろう。

3月15日                            根岸恒次(法人理事長)

20130305
井戸贈呈式でテープカット(1月15日、カンボジアの小学校)

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