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2013年8月 9日 (金)

「クメール教育里親基金」が子どもたちの教育のささえに

 21世紀のカンボジアを支援する会では、病気や事故、親の離婚などにより両親や片親を失い、経済的にも困窮しているカンボジアの子どもたちが学校へ行くことができるよう、2003年に「クメール教育里親基金」を創設、現在、350人の子どもたちを教育支援している。

 先月、「カンボジアふれあいの旅」が行なわれ12人が参加したが、8人は里親さんだった。7月5日、2つのグループに分かれて里子の家を訪問した。

 ふれあいの旅に初めて参加した中田恵美子さんは、訪問した里子の母親が泣きながらお礼を繰り返すので、ついもらい泣きしてしまったそうだ。
 中田さんは、会の特別な計らいにより、すでに高校を卒業した元里子の家にも立ち寄った。腸の病気で体調が良くなく、就職できずに家でしている売店を手伝っているそうだ。一日も早く病院へ行って診察を受けるよう、お小遣いを渡した。

 戸沼正雄さん、つたえさんご夫妻は3年ぶりに訪問、大きくなった里子の成長を、目を細めて喜んでいた。
 及川英博さんは、もうすぐ高校生になる里子の進学を確認するため訪問した。高校へ進学したいそうで、頑張って勉強するよう励ました。

 ハプニングもあった。里子の家を訪問した里親さんが、うっかりカバンを置き忘れてしまった。里子の家では、これをプレゼントと勘違いし、子どもや親戚の人たちに小分けする寸前だったが、引き返して、間一髪セーフだった。

 「クメール教育里親基金」を創設して丸10年が経過した。子どもたちが学校へ行けるようになったことが最大の功績だが、日本にいる里親さんにとり、子どもたちとの手紙のやり取り、写真の交換など、子どもたちとの交流が、なによりの生き甲斐である。
 人間、いつまで生きられるか分からない。ならば、生きているうちに社会のお役にたちたいと願うのは当然のことだ。

 里親さんの大半が高齢の方たちだ。美空ひばりの「東京キッド」ではないが、戦後の焼け跡の中でたくましく生きる日本の孤児たちに思いを馳せ、カンボジアの子どもたちを支援している方もいると聞く。見ず知らずの、外国に住む「足長おじさん」の支援を受けて学校を卒業した方も多い。そのような方々が里親さんになっているのかも知れない。

2013年8月15日                      根岸恒次(法人理事長)

Blog130809
3年ぶりに再会し、なつかしかった。

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