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2013年9月24日 (火)

辺境の村に住む教育里子たちを訪問

  9月12日、コンポンスプー県 オラル郡の山中にあるエミ小学校(2003年3月開校)に通学する教育里子の家(4人)を訪問した。  エミ小学校までは時折り足を運ぶものの、子どもたちの家を訪問するのは、開校時に数軒の家を訪問して以来、2度目のことだ。

  エミ小学校は、今から10年前に武藤笑子さん(故人)が校舎を寄贈することにより開校した小学校で、プノンペンから車で4時間以上かかる辺境である。地雷は撤去されたが、蛇や猛獣が出没する密林の近くにある。隣りには中学校もできて500人以上の子どもたちが勉強している。

  エミ小学校には現在14人の教育里子がいて、
日本にいる教育里親さんから学資等の支援を受け元気に通学している。その中から、時間の都合で4人の子どもたちの家を訪問した。

  教育里子を選ぶ基準は、貧しい家庭にあって、かつ両親がいないか片親の子と限定しており、今回訪問したどの家も悲惨な環境の中で、電気も水道もガスもトイレもない、雨露を凌ぐだけの狭くて粗末な家に、親、兄弟ら数人が寄り添って暮らしていた。10前に訪問した時と全く変わっていない印象を受けた。
 この10年間、カンボジア経済は驚異的に成長を続けてきたが、あいにく辺鄙な農村はその恩恵に浴することができなかった訳だ。

  しかし、この村にはエミ小学校がある。10年前、校舎が建つまではには大きな木の下で勉強していた子どもたちも、今は卒業してカンボジアのどこかで働いていることだろう。そして今は、立派な校舎で多くの子どもたちが学んでいる。

  生活は苦しいが、明るい笑顔を絶やさず、けな気に生きている子どもたちに「将来の夢は?」と
聞けば「医者、先生になりたい」と答える。実現は難しいかもしれないが、夢を追いかけて生きることは素敵なことだ。

  天国にいる武藤笑子さんに「校舎を作ってくれたおかげで、この子たちは立派に成長していますよ」と天に向けてメールを打ってみた。

2013年9月25日 根岸恒次(法人理事長) 


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【教育里子のチン・カムソートちゃん(小学校2年生)と母親(うしろが自宅)】


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【教育里子のテウン・ゲットちゃん(小学校2年生、うしろが自宅)】

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