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2013年10月16日 (水)

里子の家でカットのボランティア

  9月17日~22日、小林なおみさん(親子)、斉藤さん(夫婦)、栗田さんの5人がカンボジアを訪問した。小林さんは長年、里親としてカンボジアの子どもたちを教育支援してきたが、里子たち(4人)に会うのは今回が初めてだった。

  19日、小林さんが支援している4人の里子の家を順に巡った。初めて会う里子たちはかなり緊張していたが、お土産をもらったり、激励のあいさつを受け、とても喜んでいた。

  特に印象に残ったのは、2番目に訪問した里子(チェア・チャントンちゃん)。彼女は母一人、子一人。母親は病気がちで、家計を助けるため今年の春頃に中学を退学、今は縫製工場で働いている。本来、学校を退学したら里子支援も打ち切りになるのだが、小林さんのご厚意で、退学後も生活支援の名目で支援を継続している。
 母親は、小林さんに初めて会い、感激と嬉しさで泣いていた。聞けば、本当に貧困な生活ぶり。チャントンちゃんの月給と小林さんからの支援金で細々と暮らしているそうだ。

20131005
【涙の初対面(通訳ももらい泣き)】

  小林さんは美容師さんだ。同行した娘さんも美容師で、この機会とばかり、里子の髪をカットしてあげた。カンボジアでカットのボランティア、これからも続けたいと小林さん。

  病気や事故、親の離婚などにより両親や片親を失い、経済的にも困窮しているカンボジアの子どもたちが学校へ行けるよう、本会は2003年に「クメール教育里親基金」を創設、9月末日現在、約350人の子どもたちを教育支援している。小林さんのように複数の子どもを支援している里親さんも多くいる。

里子への支援がスタートして早や10年、この間、多くの子どもたちがその恩恵を受けて通学し、卒業していった。途中で退学した子どももいるが、学校で学ぶことができた喜びは大きい。カンボジアの就学率は高くなったものの、中途で退学する子が半数以上だ。里子が大きくなって就職できたとき、まずは学校へ行かせてくれた日本人の足長おじさんに感謝することだろう。

2013年10月15日 根岸恒次(法人理事長)

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