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2013年11月

2013年11月27日 (水)

目の前で、今苦しんでいる人を助けたい

  本会は、病気や事故、親の離婚などが原因で両親や片親を失い、経済的に困窮しているカンボジアの子どもたちが学校へ行けるようにと2003年に「クメール教育里親基金」を創設、11月末現在で約350人の子どもたちを教育支援している。

  11月2日、本会が年に3回実施している「カンボジアふれあいの旅」に参加した里親さんが3つのグループに分かれて里子の家を訪問した。、再会あり初対面あり、里子に会えた里親さんはお土産を渡し、子どもたちの暮らしぶりを熱心に聞いていた。

  ふれあいの旅に参加した柿本恵子さん(静岡県島田市、里親会員)は、里子のヘウン・チェト君(男の子)を4年ぶりに訪問、体が弱いため学校にも行けず、就職もままならない生活ぶりに涙した。
 ヘウン・チェト君は、心臓疾患のため今年の春頃に中学校を退学した。その時点で、教育支援は打ち切りになるのだが、里親さんの意向により生活支援という形で援助を継続している。そのおかげで、就職はできないが何とか食べていけるようだ。
 里親さんの希望は早くよくなって復学すること、祈る思いで里子に別れを告げた。

  同じくふれあいの旅に参加した佃絹代さん(福井県高浜町、里親会員)は、1年ぶりに里子のネウ・スレイカーちゃん(女の子)を訪問した。
 ネウ・スレイカーちゃんは5年生で、夢ホームに近い小学校に通っている。母親が難病で床に伏しており、看病しながら通学していた。昨年の訪問では母親は車椅子だったが、病気が進行して今は寝たきりの生活。当座の生活の足しにと、お米(50キロ入り)をプレゼントした。
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【里子の家を訪問した佃絹代さん(うしろは寝たきりの母親)】

  経済成長著しいカンボジア、米の生産量は日本を抜いて世界10位だと、今朝のニュースで報じていた。首都プノンペンは高級車の渦、大型レストランも満員の盛況ぶり、リゾート地は欧米人がバカンスを楽しんでいる。しかし、目を覆いたくなる悲惨な貧困家庭が数多く存在する現実もある。

  日本も数多くの社会問題を抱えている。飽食の時代でも餓死者が年間100人を超えるという。ホームレスの若者も多い。認知症の高齢者が800万人もいると、NHKで特集番組を組んでいた。
 しかし日本には年金、保険、生活保護などの社会保障がある。決して安泰とはいえないが、その成熟度は途上国の比ではない。

  私たちの小さな活動だけでは貧困問題を解消することはできないが、目の前にいる人を助けることはできる。そんな活動の積み重ねが問題解決に繋がっていくものと信じている。

2013年12月5日 根岸恒次(法人理事長)

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2013年11月15日 (金)

六十五歳、高齢者という言葉を返上!

  個人的なことで恐縮だが、私は十二月十一日に六十五歳になる。いよいよ高齢者の仲間入りである。
  とはいえ、日本人の平均寿命は平成二十二年版の高齢社会白書によれば男性七九・二九歳、女性八六・0五歳。私が生まれた昭和二十三年の日本人男子の平均寿命は五五・六歳だったので、この六十五年間に二十四歳も伸びたことになる。
  私の考えでは、あと十年くらいは高齢者という言葉を返上し、現役続行を考えているが、若いときに比べれば気力、体力が衰えてきたことは認める。二十代、三十代は徹夜の二~三日は平気でこなしたが、最近は夜になると目がかすみ、夕食後はゴロンと横になりたくなる。自分の体力と相談しながら時に仕事、時にリラックスと、これからは余裕を持って暮らしたいと思う。
  そんな訳で、カンボジアへ行けば三週間近く滞在し、現地生活を楽しんでいる昨今である。
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【優勝チームに賞金を渡す(11月3日、第6回コンポンスプー県小学校対抗サッカー大会、閉会式にて)】

  一年半ほど前から、友人が持っているアパートを本会の事務所兼用で借りて住んでいるが、プノンペン国際空港に近いところにあり、とても便利である。部屋はアンコールワットと同じ西向きで西陽がきついが、夕日がとてもきれいだ。
  時に、本会のスタッフを連れてプノンペン市内のレストランへ食事に行くのだが、交通渋滞がひどいので、最近はアパートに近いレストランで我慢している。
  実はこの原稿もカンボジアのアパートで書いている。仕上がれば、写真とともにメールに添付して日本の印刷会社に送る。便利な世の中になったものだ。誰が発明したか知らないが、パソコンのスカイプも便利。相手の顔を見ながら無料で通話できるので、郵便どころかメールも不要の時代になったようだ。これからはパソコンができないと生きていけない時代なのか?パソコン世代ではない高齢者は、ますます肩身が狭い。
  定年後、自分の居場所がなく、うろうろさ迷う高齢の方が多いと聞く。家にいても妻がいい顔をせず、図書館は同じご同兄で満員状態。定年後はゆとりあるばら色の人生を夢見ていた諸兄も多いことだが、現実はそううまく行かないのが世の常である。
  その点、難問を抱えつつも日本とカンボジアの架け橋となって働くことが出来る幸いを感謝している。私のモットーは生涯現役だ。
  いずれにしても、残りの時間が少なくなっていく中、お迎えが来た時に後悔することだけは避けたい。「みんな。ありがとう!」と感謝しながら旅立ちたいものだ。

2013年11月25日 根岸恒次(法人理事長)

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「カンボジアふれあいの旅」が終了

  10月30日~11月5日、第25回カンボジアふれあいの旅が行なわれ、一部参加した7人を含む26人が参加した。参加者全員が本会の里親会員、又は個人会員。いつも副団長として参加している佃井副理事長は体調不良のため、今旅は不参加だった。

  今旅は、いつになく多彩な旅だった。オプション参加の企画が多く、参加者もどれに参加しようかと迷うほどだった。

  10月30日、カンボジア第二の都市、アンコールワットのあるシェムリアップへ到着。
  31日、大半の参加者がアンコールワットやバイヨン寺院などの遺跡を観光した。夕日に映えるアンコールワットをバックに撮った写真は良い記念となった。

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【夕日に映えるアンコルワットを背景に記念写真(人間の方が夕日に映えていますが・・・)】

  11月1日、トンレサップ湖の水上生活村にあるメイチュレイ小学校を訪問、学用品を配布して子どもたちと交流した。その後、子どもたちの住むいかだの家を訪問した。会として初めての水上生活村の訪問は大変人気が高く、毎年11月に行なうふれあいの旅の定番にと考えている。午後、バスにてカンボジア最大の街、首都プノンペンに向かった。

  2日、クメール教育里親基金がサポートする里子の家を訪問、再会に涙する里親さんが印象的だった。寝たきりの母親を看病する里子、心臓病のため通学を諦めて家で暮らす里子など、厳しい環境の中、精一杯頑張っている子どもたちの姿が涙を誘った。

  3日、本会がコンポンスプー県で運営する児童養護施設「夢ホーム」を訪問、ここで暮らす17人の子どもたちとしばし交流した。里親会員の鈴木千雄さんが「夢ホーム」にある職業訓練棟で行なっている「もの作り技能講習会」が今回の訪問で20回になったことを記念し、昼食を兼ねて祝賀会を行なった。

  このほか、第6回コンポンスプー県小学校対抗サッカー大会(2日~3日、ローロッ小学校)、第5回ニッタク カンボジア地域交流卓球大会(3日、プノンペン市内)が行なわれた。

  4日は最終日、プノンペン市内にある国立博物館やトウールスレン博物館を見学、午後はセントラルマーケットにて買い物を楽しんだ。一部参加者は、来年7月に校舎が完成する予定の「トントロラッチ小学校」を訪問した。一行は夜便にて帰国の途につき、翌5日には無事帰国した。

  このようにハードな日程の旅だったが、参加した皆さんは体調を壊すことなく、涙あり、笑いありの感動的な旅を終えた。旅の詳細は、今後ブログや会報「アンコールワット」にてレポートすることにしている。

2013年11月15日 根岸恒次(法人理事長)

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2013年11月 5日 (火)

秋は楽しいイベントがめじろ押し

  私は、原則として奇数月にカンボジアを訪問している。カンボジアでの滞在期間は2週間~3週間、初旬に出発、下旬に帰国するというパターンが、この4~5年間続いている。
 したがって、偶数月は日本国内に滞在しているが、気候の良い秋は週末になると各種イベントが盛んに行なわれ、多忙な1ヶ月だった。以下、9月下旬~10月下旬にかけて開催されたイベント・会の行事などを紹介する。

  ・ナマステ・インデア(9月28日~29日、東京代々木公園)=カンボジアではないが、私が代表を務めるもう1つのNPO「レインボー国際協会」(インドのコルカタにある児童養護施設をサポートしている)が出店、物販や広報を行なった。

  ・グローバルフェスタ2013(10月5日~6日、東京日比谷公園)=本会も出店し、物販と広報を中心に活動した。5日は終日小雨模様だったが、お客様がそれなりみえた。6日は好天に恵まれ、主催者の発表では、2日間で78000人が来場されたそうだ。

  ・チャリティコンサートin 新潟(10月6日、新潟テルサ大ホール)=「世界の恵まれない地域に小学校を作る会」(石川幸夫代表・新潟市秋葉区)が主催、コンサートの収益金
をカンボジアの小学校校舎建設資金として本会に寄付してくださることになり、コンサートの冒頭に行なわれた目録の贈呈セレモニーに根岸が出席した。会場のロビーでは、スカーフなどのカンボジア製品を販売した。

  ・会員懇親会・佐渡島への旅(10月12日~13日)=毎年1度、会員の親睦交流を兼ねて一泊旅行を実施、今年は新潟県の佐渡島を訪問した。8人の会員さんが参加、思い出に残る旅だった。

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【佐渡島では民宿に泊まり、美味しい魚料理を沢山頂いた】

  ・よこはま国際フェスタ2013(10月19日~20日、象の鼻公園)=毎年この時
期に開催される同イベントに初参加、1日目はまずまずだったが、2日目は台風の影響をもろに受け、荒天でやむなく中止になってしまった。寒い中お手伝いに来てくださった皆さんと近くの「サンアロハ」でカレーを食べ、しばし歓談できたことがせめてもの救いだった。

2013年11月5日 根岸恒次(法人理事長)

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