« 一月のカンボジアは寒かった!? | トップページ | カンボジアに井戸を掘り続けて11年 »

2014年2月21日 (金)

今年は小学校の校舎が2つ完成します

  本会が仲介してカンボジアに校舎を建てたのは2003年が最初だった。あれから11年、現在2つの小学校で校舎の建設が進んでいる。会としては20番目、21番目の建設事業、今まで、1年間に2校を作ってきた計算になる。本会は決して大きい会ではないが、我ながらよく21校も作ってきたものだ。

  カンボジアには、小学校が約6、000校あると聞いた。人口の増加にともない、新設の小学校も増えているという。また、時の経過とともに老朽化、建て替えが必要な校舎が多いのが実情だ。現在建設中の2つの校舎も新設ではなく、木造校舎の建て替えである。

  校舎を贈る小学校の選定には苦労している。寄贈を申し出た日本人のドナーさんからすれば、せっかく作る校舎なので、現地の要望をよく聞き真に必要な場所を選んでほしいと常に念を押される。一方、校舎を要望する学校からは、その必要度がいまひとつ低いのにもかかわらず(すでに立派な校舎があるのに)、なにやかやと理由をつけて依頼してくる。
そこをきちんと見極めることが、仲介するNGOの大きな役割である。

  校舎の建設に至る審査基準は、第1に、その地域が今後発展し、校舎を利用する子どもたちが増加するか否かである。先細りの地域に作ってはもったいない。第2に、現時点で校舎が不足していて、緊急度が高いかどうかの判断である。もちろん、確定するまで何度も現地に足を運び、リサーチすることが必要だ。第3は、学校の先生やその地域に住む住民たちの教育に取り組む姿勢、熱心さ。最初のリサーチにもかかわらず、校長先生が別の用事で不在だったりすると、まずその段階でふるいにかけられてしまう。

  校舎を作る学校が決まれば、建設業者の選定に入る。「安かろう悪かろう」では困るので、多少は高くても丈夫で長持ちする校舎を作ってきた実績のある建設業者に依頼している。
 過去11年の間、建設を依頼した業者は5社以上にのぼるが、一番困ったのは工事が遅れて、建物が完成していない中で完成のセレモニーを実施したことだ。このような事態が過去において2度あった。完成セレモニーには寄贈者を始め、大勢の日本人が出席することが多く、仲介した私の顔は丸つぶれであった。

20140225_dh000075
【新校舎建設の着工式に出席(2014年1月14日)】

  この11年間で19の校舎を作ったが、どの校舎も愛着があり、時々校舎を訪問しては寄贈してくれた方々にレポートしている。19校の中には、地雷原の真ん中に作った校舎あり、プノンペンから5時間かかる山の中に作った校舎ありと、様々だ。都会から離れた、貧しい地域にニードが集中していて、他のNGO団体が見向きもしない辺境に作るのが本会のスタンスでもある。

  カンボジア政府の話しでは、中学校・高等学校の校舎についてはできるだけ国で作るも、小学校については国際NGOに建設を依頼しているという。校舎を希望する小学校はまだまだ多く、皆様のご支援を頂けたら幸いである。

2014年2月25日 根岸恒次(法人理事長)

|

« 一月のカンボジアは寒かった!? | トップページ | カンボジアに井戸を掘り続けて11年 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今年は小学校の校舎が2つ完成します:

« 一月のカンボジアは寒かった!? | トップページ | カンボジアに井戸を掘り続けて11年 »