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2014年4月

2014年4月28日 (月)

アンコールワットで見た衝撃が会の設立につながった

 私とカンボジアの出会いは、今から19年前にさかのぼる。
 1995年12月、スタディツアーに参加して訪れたカンボジアのアンコールワット。あの頃、寺院に通じる参道には沢山の物乞いがいた。大人に混じって、地雷で手足を失った、いたいけな子どもも沢山いた。日中は40度を超える炎天下で、真っ黒な子どもたちがか細い声で物乞いしていた光景は衝撃的だった。「こんなことまでしなくては生きていけない子どもたちのために、何かできることはないだろうか」と考え、NGO団体の設立を思い立った。

 最初は暗中模索だった。右往左往、といったほうが適切か。現地では様々な活動をしながら、本当に役立つ支援活動を模索しつつ、今に至った。決して満足ではないものの、何とか形になったかな?という思いだ。

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【感謝の気持ちを忘れないカンボジアの子どもたち】

 もし私が、1~2年で活動をやめていたら、この会は存在していないだろう。私も、違った道を歩んでいたかも知れない。
 名誉心や利害では、このような活動はできない。では、なぜここまで活動を継続することができたのか、一言でいえば「見てしまった者の贖罪に近い使命感」だろうか。

 クリスマスになると必ずテレビで上映される映画がある。「素晴らしき哉、人生」、1946年のアメリカ映画、ジェームズ・スチュワートの名演技が光っていた。
 「自分の夢を追いながらも、不運が重なり自殺を図ろうとした主人公に、“生まれてこなければよかった”と思う彼のため、天使が、彼が生まれて来なかった場合の世の中を見せる。そして、彼がいかに素晴らしい人生を送ってきたかを理解させようとする」と、こんな映画だが、私はくじけそうになった時、この映画を思い出しては奮起し、もう一度頑張ってみようかと、やる気を起こしている。

 カンボジアでは、小学校の校舎を20校作り、井戸も240基掘った。児童施設「夢ホーム」を作り、子どもたちが平和に暮らしている。クメール教育里親基金では、延べ700人もの子どもたちがその恩恵を受け、今も350人の子どもたちが教育サポートを受け、学んでいる。このほか、沢山の活動を通じ、カンボジアの復興と教育を支援してきた。
 もし私がいなかったら、又は途中で挫折して活動をやめてしまっていたら、何もできなかったろう。会員さんも集まることがなかったろう。

 大事なことはアクションを起こすこと。できる範囲でいいので、まずやってみることだ。
今の生活に飽くことなく、一歩前に出てみませんか?

2014年5月5日 根岸恒次(法人理事長)

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2014年4月21日 (月)

東久邇の宮記念賞授与式&祝賀会開催される

 4月18日(金)、京王プラザホテル(東京都新宿区)において「東久邇宮記念賞授与式&祝賀会」が開催、受賞者ら約150人が出席した。東久邇宮記念会(東京都新宿区大久保・吉村靖弘会長)が主催した。

 同会は、昭和天皇の女婿、東久邇宮盛厚殿下(故人)の遺言により発足、当初は小発明
に貢献のあった方たちを中心に顕彰していたが、近年はその範囲を広げて、文化・芸能・スポーツ・社会・国際協力などの分野で貢献のあった人たちにも門戸を広げ、一般大衆に親しまれる賞として、過去、多くの方々が受賞している。

 長年、東久邇宮記念会の幹事を務める私から、国際協力の分野で貢献した人たちにも受賞の範囲を広げてほしいと提案し、実現した。すでに多くの本会会員さんが受賞、今年も11人が受賞の栄誉に輝いた。そのうち6人が授賞式に出席、会長より賞状を頂いた。
 また当日、受賞者の一人、小林なおみさんの友人ら7人が和服姿で駆けつけてくださり、あでやかな祝賀会を演出してくれた。

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【東久邇宮記念賞を受賞した皆さん】

 本会には、陰ながら目立たないものの、長い間こつこつと努力を重ねてくださっている会員さんが大勢いる。「継続は力なり」と言われるように、何事も続けることが大事だ。そうした方々にも光があたるよう配慮することが、代表である私のささやかな務めでもある。

 最近の傾向として会員の皆さんが高齢化し、残念ながら支援を中止される方もいるが、それはそれで仕方ないこと、今までの貢献に感謝し、心から拍手したい。

 「有終の美を飾る」。大好きな言葉だ。簡単なことではないが、人生のカウントダウンが始まった今日(こんにち)、そのための準備だけは怠らず、心の準備をしておこう。

2014年4月25日 根岸恒次(法人理事長)

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2014年4月 9日 (水)

3月も大勢の皆さんがカンボジアを訪問してくれた

  3月は、本会が主催する「カンボジアふれあいの旅」(3月5日~11日)以外にも、大勢の団体・個人の皆さんがカンボジアを訪問してくれた。

  3月3日~10日、國學院大學国際協力サークル~優志~の皆さん(11人)がカンボジアを訪問した。今回の目的はリサーチとインタビューが中心で、昨年井戸を贈呈した村へ行き、その後の井戸の利用状況などについて村民にインタビューしたり、行政機関の責任者に会い、カンボジアの実情について学んだ。

  3月9日~14日、神戸ユネスコ協会の皆さん(7人)が訪問した。シェムリアップでは、トンレサップ湖の水上生活村にあるメイチュレイ小学校(生徒数=260人)を訪問、学用品を寄贈して生徒たちと交流した。その後空路でプノンペンへ。一昨年、同会が校舎を寄贈したストックアイトロミヤ小学校(生徒数=220人)を訪問し、サッカーゴール一式とサッカーボールを3個寄贈した。夢ホームも訪問、旧交をあたためた。

  個人では、宮川公子さん(宮城県石巻市在住・里親会員)が3月9日~21日、音楽指導のためカンボジアの小学校と障がいのある子どもたちが通う養護学校を訪問、鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)の奏法を指導した。特に、養護学校では視覚に障がいのある子どもたち(10人)を対象に音楽指導した。

  夢ホームで鋳造によるアクセサリー作りを指導している榎戸徹彦さん(横浜市在住・里親会員)は3月15日~27日にカンボジアを訪問、18日~21日には16回目になる講習会を開催、6人の子どもたちが技術を学んだ。

  竜ヶ崎ロータリークラブの皆さんから託されて、3月14日、シェムリアップ県にあるワットクサッチ小学校(生徒数=170人)を根岸理事長と現地スタッフが訪問、井戸とサンダルを寄贈した。はだしで通学している子が多く、サンダルはタイムリーな寄贈品だった。

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【はだしで通学する生徒が多く、サンダルはタイムリーな寄贈品だった】

  カンボジアには直行便がなく、往復するだけでも2日間を要してしまう。航空券も決して安くなく、もかかわらず大勢の皆さんが訪問してくださり、心より感謝している。カンボジアには、日本人を魅了する不思議なパワーがあるのだろうか。

  思えば14年前、本会を立ち上げた頃は仲間が少なくて、いつも1人で訪問していた。しかし今は、かならず大勢の皆さんがご一緒してくれている。隔世の感がある。

2014年4月15日 根岸恒次(法人理事長)

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