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2014年6月26日 (木)

加速する日本企業のカンボジア進出

 カンボジアで活躍する日本企業といえば、まず挙げられるのが「味の素」。なぜか、カンボジア人は味の素が大好き。500グラムの業務用が家庭用に販売されているほどだ。私も街を歩いていると、バイクタクシーのお兄さんに「アジノモト!」と声をかけられる。味の素はいまや食卓の友。

 自動車については、いわずもがなトヨタがナンバーワン。ホンダ、三菱、ニッサン、マツダなどが追随している。普通車はなぜかトヨタカムリが多く、私の見立てでは、普通車の約半分がカムリだ。バイクはホンダ。バイクのことをホンダという人が多い。
最近、安価で性能のよい韓国製が出回ってきた。特に軽自動車は韓国製が多い。道路の狭い都市部では、これからは軽自動車が売れていくのだろう。

 カンボジアに進出した日本企業は、すでに100社を超えた。その背景には、好調なカンボジア経済がある。
 ここ数年、カンボジアの経済成長率は7%を超える水準が続いており、1人あたりGDPも昨年は1,000米ドルの大台を超え、1,080米ドル(推計値)となった模様。06年の1人あたりGDPが534米ドルだったので、この7年間で倍増したことになる。ユーザーとしても、カンボジア人は見直されてきたのだ。

 その一つが「イオンモール」のオープン。数年かけてプノンペン市内に建設中だったイオンモールが今月ついにオープン、物珍しさも加わり大賑わい。150を超える店舗の中には、日本でもなじみの居酒屋や牛丼屋が出展したそうだ。

【オープンしたイオンモールの写真】
写真をクリックすると拡大表示されます。
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 しかしながら、1人あたりGDPは、東南アジア諸国連合(10カ国)の中では、ミャンマーと最下位を争っている。優等生・マレーシアの10分の1だ。

 GDPが低いということは裏をかえせば低賃金ということ。カンボジア政府は4月、これまでの最低賃金、月額80米ドルを95米ドルに引き上げたものの、アジアの中で相対的に低い状況は変わらない。中国やタイの賃金が上昇する中、低賃金のカンボジアに進出する日本企業が、今後ますます増えていくことが予想される。

 1970年~80年台の内戦の暗いイメージを払拭し、明るい希望が見え始めたカンボジアだが、地方へ足を運ぶと貧しい家が軒を連ねる。成長の恩恵にあずかっているのは、まだ都市部に住む一部のカンボジア人かもしれないが、成長していることは間違いない。一方的な支援から対等な立場での民間交流の時代へ、さらに相互協力の時代へと移行しているのだろうか。

           2014年7月10日 根岸恒次(法人理事長)

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