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2014年6月23日 (月)

92歳、生涯現役を貫く佃井庸八さんの生き方に感動!

 本会では、会員相互の親睦を深めるため毎年1回、一泊の懇親会を行なっている。今年は6月21日~22日、群馬県の藪塚温泉(今井館)で開催、全国から10人の会員さんが集った。静かな街並みの温泉宿、しかもシーズンオフということもあって、土・日にもかかわらず客は私たちグループのみだった。

 今回なぜ群馬県で開催といえば、最近、やや病気がちで「カンボジアふれあいの旅」もご無沙汰している佃井庸八さん(副理事長)に会いたいという会員さんからの要望によるものだった。佃井さんは藪塚温泉に近い桐生市在住、勿論懇親会にも参加してくれた。今年1月に92歳となり、本会開設以来、ずっと支えてきてくれて大長老である。

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【生涯現役、益々元気な佃井庸八さん】

 佃井さんは大正11年生まれ、青年時代に兵役の経験を持つ。インドネシアで終戦を迎え、命からがら復員した。その体験記を本会会報「アンコールワット」に掲載、大きな反響をよんだ。駐留していたインドネシアの村で酋長の娘と恋仲になったが、終戦により佃井さんはやむなく帰国。その時の体験を、「私のラバさん酋長の娘、色は黒いが南洋じゃ美人」と口ずさみながら、よく話してくれたものだ。

 佃井さんは、毎年3回実施する「カンボジアふれあいの旅」に約10年間、ほとんど休まず参加してくれた。渡航回数30回を誇る佃井さんだが、寄る年波には勝てず、昨年7月の旅に参加したのを最後に、カンボジアから遠ざかっている。それでも国内での活動に前向きに参加し、私たちを励まし続けている。個人的には染色会社の社長として、92歳の今日も車を運転して仕事をこなしているという。そろそろ運転免許証を返上したら?と進言しても、まだまだやることが一杯あるからと、家族の心配をよそ目に相変わらず運転しているそうだ。生涯現役がモットーだ。

 佃井さんの、年齢を感じさせないパワーはどこから来るのだろうか?そんな素朴な疑問に「日本は戦争をおこし、東南アジアの人たちに迷惑をかけた。にもかかわらず、インドネシアから復員できたのは村人たちのあたたかい支えがあったから。そんなアジアの人たちに恩返ししたい気持ちもある」と話してくれた。佃井さんは、日中の交流を深めるため地元桐生市の団体にも所属、何度も中国を訪問したことがあり、最近の日中関係の冷え込みを残念がっていた。

 超高齢化社会を迎えたわが国の、65歳以上の人口は3000千万人を超えた。国民の4人に一人が高齢者、近い将来、三人に一人、二人に一人の時代がやってくる。そこで問われるのが、高齢になってからの生き方、生き様。どう生きても命はいつか終わる。佃井さんのように、派手さはないが爽やかな人生を全うしたいものだ。

          2014年7月5日 根岸恒次(法人理事長)

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