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2014年8月22日 (金)

今年は3つの小学校に新校舎が完成します!

 カンボジアには約6千の小学校があるが、多くの小学校で校舎の老朽化が進んでおり、緊急に建て替えを必要とする校舎が少なくとも2千校あると聞く。

 本会では、現地の小学校からの要請に基づき、2003年から今年に至るまで、20の小学校(1校は中学校)に校舎を寄贈してきた。節目の20校目となったのは、今年の7月に贈呈式を行なった「トントロラッチにいがた小学校」(コンポンチャム県・生徒数=210人)。同校には老朽化した校舎が1棟あるのみだったが、このほど4教室の校舎が完成、7月11日に贈呈式を行なった。日本からも20人が式に参加した。

 建設資金の大半を提供してくれたのは、「世界の恵まれない地域に小学校を作る会」(新潟市秋葉区・石川幸夫代表)。足らない分は「新潟発→カンボジア支援プロジェクト730」(新潟市中央区・三林けい子代表)と本会が補填した。

 「世界の恵まれない地域に小学校を作る会」では毎年10月、新潟市内でチャリティーコンサートを開催、アジア諸国にたくさんの小学校校舎を寄贈してきた。今年のチャリティーコンサートはシャンソン歌手の菅原洋一さんを招き、10月5日に開催する。
 新潟市民の愛の証が消えることのないように、同校のセカンドネームを「トントロラッチにいがた小学校」と命名した。

 21校目となったのが「ソカーオン佐々木小学校」(コンポンチュナン県・生徒数=100人)。4教室の校舎はほぼ完成、9月12日に贈呈式を行なうことが決まっている。佐々木テルさん(宮城県利府町・会員)が建設資金の全額を寄付してくれた。2012年に亡くなったご主人(佐々木二千六さん)の遺志によるもの。カンボジアの子どもたちが大好きだったご主人は天国で喜んでいることだろう。

 22校目の「オンペル辻小学校」(トボンクモム県)は新設の小学校で、新校舎ができれば400人~500人の子どもたちが通学することになっている。この地域は人口が多く、将来生徒が増えることを見越して5教室の校舎を建設中、11月に完成する予定だ。
 建設資金の全額を拠出してくれた辻敬子さん(熊本県合志市・里親会員)も、佐々木さん同様一昨年ご主人(辻義輝さん)を亡くしたが、カンボジアを愛してやまなかったご主人の遺志で校舎を寄贈することになった。

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【オンペル辻小学校の着工式に出席】

 カンボジアでは、日本のみならず全世界より、様々な国際支援がなされている。カンボジアに限らず、多くの国が外国からの援助を必要としているのが現状だ。わが国も災害が多く、外国への支援どころではないという意見もあろう。それも一理あるが、貧しさの度合いは比較にならない。このことは、支援を必要とする国へ行ってみて初めて理解できること、新聞やテレビだけではその深刻度が今ひとつ伝わらない。「百聞は一見にしかず」、特に若者は高い航空券を買ってでも、途上国へ足を運んでもらいたい。

           2014年8月30日 根岸恒次(法人理事長)

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