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2014年8月 4日 (月)

カンボジアンドリーム

 7月9日、カンボジアの首都プノンペン市内でマッサージ&スパのお店を経営するポック・ナビーさん(以下、ナビーさん)が2号店をオープン、その記念パーティーが2号店内で開催された。
 2号店は、プノンペン市内でも割りと賑やかな地区にオープン、10台収容可能の駐車場あり、向こう1ヶ月間は開店記念サービスとしてマッサージ料金が1時間2ドルと安く、連日大賑わいだった。
 6年前に開店した1号店は、今年の6月にオープンしたイオンモールにも近く、こちらの店も繁盛しているそうだ。
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【7月9日にオープンした2号店の前で】

 店のオーナー、ナビーさんは1980年生まれの34歳、目下独身であるが、一児のママでもある。
 プノンペン市内で生まれたナビーさんは教育環境に恵まれ、高校卒業後、日本への国費留学生に応募して合格、1998年~2000年、山口県の徳山工業高等専門学校で土木を学んだ。その後、宇都宮大学に入学したが、途中で勉強を断念して2002年、カンボジアに戻った。学資が続かなかったそうだ。

 ナビーさんが日本に滞在している時、当時大学生だったナビーさんは偶然にも本会の事務所(東京都練馬区)に来て、当時事務所で行なっていた学用品仕分けのボランティア活動に参加したことがある。当時、本会会員だった方がお連れした。

 カンボジアに戻った後、日本語通訳として旅行会社に勤務したが、2004年から本会のスタッフになり、カンボジア事務所長として約2年間働いてくれた。
 本会在籍時に旅行会社を設立、2008年には旅行会社の事務所と自宅を兼ねたマッサージ&スパのお店(1号店)をオープンした。

 実業家として目覚めたナビーさんは、プノンペン市内に焼き肉レストランを開店したが、こちらは啼かず飛ばずで早々に閉店した。
 それでも諦めないナビーさんは次の事業のためこつこつとお金を貯め、この程2号店を開店するに至った。

 ナビーさんは、2つのお店を経営しながら、本業である日本語通訳の仕事も継続している。通訳としての技術も高く、3年前には日本のテレビ番組で黒柳徹子さんの通訳をしたこともある。

 ナビーさんが経営する二つのお店には、約50人のスタッフが24時間ローテションで働いている。1号店は自社ビルだが2号店は借りているため、日本円で20万円ほど家賃を払っており、スタッフの給料など経費を含めると、毎月100万円以上の出費がかさむというが、それ以上の事業収入があり、何とか経営を維持しているそうだ。

 人は、生まれもっての才覚だけでは大成しない。そこに並外れた努力が加われば、大きく成長できるのだろう。運を見方に付けるのも実力の一つだ。

 カンボジアには男尊女卑の風潮がいまだ社会に残っており、女性の社会進出度は低い。しかし、ナビーさんのような努力家が頑張れば、その風潮もいつしか崩れていくことだろう。

           2014年8月10日 根岸恒次(法人理事長)

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