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2014年9月18日 (木)

カンボジアのスラム街について

 途上国といえば、スラム街やゴミ山で働く子どもたちをイメージする人が多い。
 カンボジアは国策で都市のスラム街を一掃し、住民を近郊に移住させているが、街の一角や川沿いなどにはまだ沢山のスラム街が残っている。

 カンボジア第2の都市、シェムリアップにも大きなスラム街がある。中心部から北へ5キロメートルほどの一角に、500世帯(約3千人)が暮らす、カンボジアでも最大級のスラム街だ。
 このスラム街で子どもたちに英語と日本語を教える無料の語学校を開設した、大房明良さんがスラム街の一部を案内してくれた。

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【大房明良さんと語学校の前で(右が大房さん)】

 このスラム街の住民の約4割を、プレイベン県やスヴァイリエン県など遠方から職を求めて移住してきた人たちが占めているそうだ。ここに住む人たちは、ゴミ拾いのかごを設備した自転車で市内を回り、売れるゴミを集めたり、バイクタクシーのドライバーをして日銭を稼いでいるという。

 ここで暮らす子どもたちは、ゴミ集めのお手伝いはするものの、近所にある小学校や中学校に通学していて、未就学の子はほとんどいないように見受けた。
 スラム街というと、アフリカなどに見られる悲惨な情景を思い浮かべる人が多いに違いないが、カンボジアのそれは意外に明るく、中に井戸も沢山あって比較的良好な環境の中での暮らしぶりのようだ。

 案内してくれた大房明良さんは2010年、バックパッカーでカンボジアを訪問、感じることあって2012年に支援活動を開始した。カンボジアのローカルNGOを立ち上げて無料の語学校を始め、今年の8月には、福井県に住む篤志家が学校の校舎を寄贈してくれた。現在、英語学級で200人、日本語学級で50人の子どもたちが、ここで学んでいる。
大房さんは、支援のための資金獲得策として旅行会社「チョルモイツアーズ」を設立、スラム街や近郊にあるゴミ山への案内をしているので、ぜひ利用してほしい。(カンボジアの電話=097-290-3851、日本の電話=080-6548―4552)

           2014年9月20日 根岸恒次(法人理事長)

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