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2014年11月17日 (月)

教育里親の後藤泰二さん逝去

 カンボジアの貧しい子どもたちが学校に行くことができるようにと、本会が2003年に開始した「クメール教育里親基金」の里親会員として、長年カンボジアの子どもたちをサポートしてくれた後藤泰二さん(群馬県桐生市)が病気で亡くなった。82歳だった。
 同郷の佃井庸八副理事長の紹介で本会に入会、一昨年3月の「第20回カンボジアふれあいの旅」には夫婦で参加してくれた。

 郵便局員だった後藤さんは社交的で明るい性格、群馬弁がとても印象的だった。
 後藤さんは日本男性の平均寿命まで生き、しかも晩年には貧しい子どもたちのために尽くしてくれ、天命を全うされた。かっこよい最期だった。

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【「カンボジアふれあいの旅」に参加してくれた後藤泰二さん(最前列の中央)】

 死~あまり考えたくないテーマだが、人は生まれてきた以上、いつか死ぬことになっている。その時期は誰も分からず、生まれて2~3日で亡くなる赤ちゃんもいれば、私の父親のように101歳まで生きる人もいる。
 12年前、私は姪(35歳)とその長女(8歳)を同時に交通事故で亡くし、命のはかなさを痛感した。それ以降、いつ死んでも後悔しないよう、一日一日を精一杯生きてきたつもりである。

 高齢者といわれる年まで生きることができた人々は幸いである。特に戦前・戦中・戦後の苦労を体験された70代~90代の方々にはねぎらいと敬意を表したい。

 しかし時代は大きく変わり、子どもが年老いた親の面倒を見るという習慣がなくなった。特に金銭面では、年金と貯金を切り崩しながらの生活を余儀なくされるも、高齢者の皆さんは貯金も多く、それなりに豊かな生活を享受している。

 このような高齢者を狙って、振り込め詐欺の被害が後を絶たない。あれだけ注意喚起されていても被害額は年々増加、1日に1億4千万円にもなるそうだ。カンボジアで小学校を1棟寄贈すると約600万円かかるが、1日の被害額で、校舎が24棟完成する。カンボジアの校舎不足も、これで一気に解決だ。

 今年はカンボジアで4棟の校舎を建設することができたが、そのうちの3棟が、亡くなったかたの遺言(又は亡くなった方の遺志)で建てられた。しかしこれらは希有な事例であり、
多くの遺産は相続する配偶者や子どもたちの懐に入るのが通例だろう。
 やはり、生きているうち、良いことのためお金を使うべきと思うのだが。

          2014年11月24日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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