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2015年1月 9日 (金)

今年もまだまだChallenger

 本会が産声をあげて丸15年が経過した。15年間の活動実績については前回のブログで紹介させていただいたが、16年目の今年は一体どんな年になるのだろうか。すべてが良い方向に進むことを願ってはいるものの、そうは問屋が卸さない険しい岩場が待ち構えている覚悟はある。

 大半の国際NGOが抱えている課題の一つが、会の財政問題だろう。一部を除き、裕福な団体にお目にかかることがない昨今の経済事情。ごたぶんにもれず、本会も同様な悩みを抱えている。

 まずは、会員さんの高齢化問題。本会始め多くの国際NGOの運営は、会員さんからの会費や寄付金でなされているが、会員として新規に加入された方も、5年・10年も経てば会社を辞めて年金暮らしになる。当然収入も減るため、やむを得ず退会となるケースが増えている。また、すでに高齢の会員さんが、病気により亡くなるケースも多くなっている。

 高齢化による会員さんの減少はやむを得ないことだが、その分、新たな会員さんを増やす対策も実行しており、会員数としては大きく目減りすることもなく、今に至っている。厳しい経済情勢の中での現状維持は、一歩前進と言えなくもない。

 特に、広報活動は会の生命線である。幸いなことに、今年から会報「アンコールワット」のカラー化に成功した。紙面作りを事務局で行なうことで、会報発行にかかる経費も半減し、且つカラー印刷になったことで、会報を読んで会員になってくださる方が増えることを期待している。

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【カラー印刷となり、とても読みやすくなりました。】

 また、会員さんが寄付しやすいようにと、今年は認定NPO法人の取得を目指して準備中であり、最短で来年度から税の寄付金控除が可能になる。

 もう一つの悩みは円安である。ほとんどの国際NGOが、海外での活動資金を米ドルに換金しているが、アベノミクスによる急激な円安により、活動を休止又はストップを余儀なくされている団体もあるようだ。例えば、3年前に建てた小学校の校舎1棟は約400万円で完成したが、1ドル120円前後の昨今では、600万円かかる計算。200万円の差は大きい。本会が作る井戸も、3年前は1基15万円で出来たが、今は18万円かかる。

 おまけに円安による物価高が続いていて、庶民の暮らしは益々厳しくなった。実質賃金も下降したままだ。賃金とは関係がない年金生活者だが、その年金額も毎年下がる一方。それでも自民党が大勝するのだから、日本の政界は摩訶不思議だ。

 愚痴を言っても解決にならない。金が集まらないから活動をストップするレベルの会ではない以上、何とかするしかない。その危機感があればこそ必ず突破口があるはず、15年前の初心に立ち返り、もう一度頑張ってみようと思う昨今である。

          2015年1月12日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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