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2015年2月 4日 (水)

カンボジアの交通事情

 カンボジアの交通事故被害者は、近年増加傾向にある。
 昨年の交通事故による死亡者数は、対前年比13%増しの2148人に達した模様だ。
 死亡事故の80%がバイクの事故、80%以上が夜間に起きている。飲酒運転による事故も増えているが、取り締まりは殆ど行なわれていない。

 日本の交通事故死亡者数は4378人(13年度)、人口が日本の10分の1程度の国で交通事故の死亡者数が日本の半数だ。

 カンボジアの交通事故は、都市よりも地方で見かけることが多い。都市は交通渋滞が激しくてスピードを出せないが、地方の道路は未整備なのにスピードを出す車が多いからだ。運転マナーもよくない。

 昨年11月、地方へ行った時にも大きなバイク事故に出くわした。事故直後だったらしく、車に轢かれたらしい男性の遺体が、道路わきに横たわっていた。

 一方都市では、相変わらず交通渋滞に悩まされている。特に、朝晩のラッシュに巻き込まれたら大変。普通ならば30分でいけるところ、1~2時間は覚悟しないといけない。

 交通渋滞解消策の一つとして、プノンペン市内で公共バスの定期運行が始まった。市バス3路線、186ヶ所にバス停がある。利用者数は、1日平均6000人程度という。
 10分~15分間隔で運行され、料金は1500リエル(30円程度)。韓国製の中古バスだが、エアコンも効いていて中々快適とのこと。フンセン首相も、マイカーを自粛して公共バスに乗るよう、プノンペン市民によびかけた。

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【公共バスに乗って交通渋滞解消】

 交通渋滞のもう一つの原因は、立体交差点が殆どないこと。全国でも、プノンペン市内に2ヶ所あるのみだ。特に信号のない交差点では、四方から車が突っ込んでくるため、身動きできなくなってしまうのだ。真ん中で悪戦苦闘している警察官をよく見かける。車が急激に増えたため、インフラ整備が間に合わないのだ。

 かつて日本も、1年間の交通事故による死亡者数が1万人を超えていたが、運転マナーの向上、法規制、道路整備などの努力により、その数が半減した。日本のノウハウを伝授する必要があろう。

          2015年2月9日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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