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2015年3月

2015年3月30日 (月)

カンボジアからのトピックニュース

《今年度より教員の給与を三十七ドル増額》

 カンボジア政府は、今年度より教員の月給を現行の125ドルから37ドル増額し、162ドルとすることを発表した。
 与党人民党は一昨年、教育システムの改革を選挙公約にして選挙活動を行っており、今度の給与増額は公約実行の一端だ。
 日本の外務省の発表では、カンボジアの小学校の就学率は2011年時点で69パーセント、中学校は17パーセントと周辺国と比較しても著しく低い。その背景に、教員の給与が不十分であることが指摘されていた。
 カンボジアでは、本来無料で通学できる公立の小・中学校で、教員が給与不足を理由に生徒から授業料や試験料の集金を行うことが暗黙のルールになっており、これが家計の負担となり中途で退学するケースが多発している。

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【小学校で教えるカンボジアの教員】

 

《フン・セン首相、日本―カンボジア間の直行便就航に向け日本政府に支援要請》

 第三回世界防災会議出席のため日本を訪問していたカンボジアのフン・セン首相は、3月15日に日本・カンボジア首脳会談に臨み、安部首相に対してカンボジア・日本間の直行便就航実現に向け、支援を要請した。
 この要請に対して安部首相は、ANAが直行便就航に興味を示していることをフン・セン首相に伝え、早期実現に向けて最善を尽くすと述べた。

 

《不発弾で子ども四人が負傷》

 3月28日、シェムリアップ県チークレン郡の小学校付近で不発弾が爆発、少年四人が負傷する事故が発生した。
 爆発したのは、カンボジア内戦中の1980年代に、政府軍がポルポト派との戦闘に用いた中国製爆弾で、少年らは学校の近くでこれを発見、金属クズとして販売しようとして棒でつついたところ、突然爆発したという。
 カンボジアにはまだ無数の不発弾が地中に埋められており、政府は注意を呼びかけている。

 

《アンコールワットで撮影されたヌード写真は中国人の仕業と判明》

 今年の1月頃、インターネットに投稿されたこのトップレス画像は、カンボジア当局が発見した。この写真はカンボジア人によって拡散され、多くが怒りと非難のコメントを寄せているという。
 カンボジア当局によると、これまでの捜査で、これらの写真は中国人によるものと判明、今後の捜査で撮影者とモデルを特定、法的措置を取りたいとしている。

          2015年3月30日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年3月26日 (木)

春を飛び越えいきなり猛暑に

 今年最初のカンボジア訪問を終え、3月22日に帰国した。出発した4日は真冬の寒さだったが、帰国するとソメイヨシノが開花していて、季節の移ろいを感じるとともに四季のある日本の素晴らしさを再認識した。

 カンボジアはといえば、割と涼しい1月~2月から、春をこび越えいきなり猛暑の3月~4月が始まる。朝晩はまずまずだが、雨季が始まる5月中旬頃まで日中は35度超えの猛暑日が続く。

 暑いのにはだいぶ慣れてきたが、途上国特有の大気汚染には閉口気味だ。道路はあちらこちらで掘り返され、砂塵が舞う中での走行はマスクをかけずにいられない。ガソリンの排気ガス規制がなく車検制度もないためか、整備不良車が黒煙をまいて走り、か弱いのどが悲鳴をあげる。今回ものどを傷めて帰国、医者通いの日々だ。おまけに、細い目なのに大きいゴミが入ったらしく、目やにが止まらない。次の訪問は、サングラスとマスクで完全武装といきたい。

 さて、今回のカンボジア訪問も、大きな収穫、成果をあげることができた。洪水に悩むメコン川沿いの小学校に念願の高床式校舎が完成、教室のない小学校でも校舎建設がスタート、水のない8つの小学校に井戸を贈呈、教育支援する多くの里子を訪問、里親さんから依頼された手紙や品物を届けた。夢ホームにも2~3回足を運び、元気な子どもたちから逆に勇気をもらった。1日とて無駄な日がなく、有意義に過ごすことができた。

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【井戸の完成を喜ぶ小学生】

 行く先々で歓待を受けた。何処へ行っても「ジャポン万歳!」の大合唱。確かにこれだけの物を寄贈しているのだから、感謝されて当然かもしれないが、それだけではない気がする。心の交流ができているからである。しかも上下の関係ではなく、同じアジアに暮らす者として、横並びの関係を築いているからだ。真の友情を感じる。

 先の大戦で、日本はアジア諸国を侵略し多大な迷惑をかけた。現地人と戦ったわけではないが、すでに植民地支配していた欧米諸国と戦火を交え、現地住民を巻き込んでしまった。 
 大きな代償を払って終戦を迎えたが、以後70年間、武力ではない国際貢献活動を通じ少なくとも東南アジア諸国から絶大な信頼を勝ち得た。私たちの活動もその一環といえる。

 どの国とは言わないが、明らかに上から目線で接する外国人が多いと聞く。カンボジア人はとてもプライドの高い国民、そんな外国人をとても嫌う。だから、威圧しない優しい日本人が大好きだ。

 もっとも、日本とていつか来た道、かつて日本人も海外デビュー時はそのように思われていたかも。「人のふり見てわがふり直せ」。

          2015年3月23日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年3月17日 (火)

第29回カンボジアふれあいの旅終わる

 3月3日から10日にかけて第29回「カンボジアふれあいの旅」が行なわれ、会員さん12人が参加した。いつもながら、内容の濃い充実した旅だった。フルタイム参加者9人、一部参加者3人だった。

 一行は4日、成田空港・関西空港から飛び立ち、ベトナムで途中下車してホーチミン市内を観光、一泊したあと 5 日の夕刻、プノンペン国際空港へ着いた。

 6日、今旅の最大行事である小学校校舎の贈呈式に出席した。トウボンクモム県・プレチーク小学校内に完成した高床式校舎(5教室)は織田睦子さん(故人)の寄贈によるもの。

 贈呈式には、旅に参加した12人のほか、カンボジア政府を代表して、シアン・ブン・レイン閣下(内務省大臣)が出席、地元民500人、周辺の小学校から約500人が出席した。

 7日、「クメール教育里親基金」が支援する里子の家を2グループに分かれて訪問した。里子に会った里親さんたちは、日本から持参したお土産をあげ、通訳を介して里子やその家族から生活状況などを熱心に聞いていた

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【里子の家を訪問】

 8日、本会が運営する児童養護施設「夢ホーム」を訪問、15人の子どもたちと昼食を共にするなど、楽しいひとときを過ごした。

 9日、プノンペン市内観光などをこなし、夜の便で帰国の途に。10日、ホーチミン経由でそれぞれの空港に帰着した。また、参加者のうち半数以上が延泊した。

 今回、久々の試みとして、カンボジアに隣接するベトナム(ホーチミン市)訪問を日程に加えた。
多少マンネり化の兆候があったため、参加者には良い刺激になった。毎年3月の旅は、途中下車の旅を楽しみたい。

 本会の重要な活動の一つ「ふれあいの旅」も、7月に実施される旅で30回を迎える。一時、参加者が少なくなったことがあり、中止を考えたこともあったが、継続することに意義ありと、足掛け15年でとうとう30回になった。
 これからも、参加してくれる会員さんがいる限り続けていくつもりである。

          2015年3月16日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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