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2015年3月26日 (木)

春を飛び越えいきなり猛暑に

 今年最初のカンボジア訪問を終え、3月22日に帰国した。出発した4日は真冬の寒さだったが、帰国するとソメイヨシノが開花していて、季節の移ろいを感じるとともに四季のある日本の素晴らしさを再認識した。

 カンボジアはといえば、割と涼しい1月~2月から、春をこび越えいきなり猛暑の3月~4月が始まる。朝晩はまずまずだが、雨季が始まる5月中旬頃まで日中は35度超えの猛暑日が続く。

 暑いのにはだいぶ慣れてきたが、途上国特有の大気汚染には閉口気味だ。道路はあちらこちらで掘り返され、砂塵が舞う中での走行はマスクをかけずにいられない。ガソリンの排気ガス規制がなく車検制度もないためか、整備不良車が黒煙をまいて走り、か弱いのどが悲鳴をあげる。今回ものどを傷めて帰国、医者通いの日々だ。おまけに、細い目なのに大きいゴミが入ったらしく、目やにが止まらない。次の訪問は、サングラスとマスクで完全武装といきたい。

 さて、今回のカンボジア訪問も、大きな収穫、成果をあげることができた。洪水に悩むメコン川沿いの小学校に念願の高床式校舎が完成、教室のない小学校でも校舎建設がスタート、水のない8つの小学校に井戸を贈呈、教育支援する多くの里子を訪問、里親さんから依頼された手紙や品物を届けた。夢ホームにも2~3回足を運び、元気な子どもたちから逆に勇気をもらった。1日とて無駄な日がなく、有意義に過ごすことができた。

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【井戸の完成を喜ぶ小学生】

 行く先々で歓待を受けた。何処へ行っても「ジャポン万歳!」の大合唱。確かにこれだけの物を寄贈しているのだから、感謝されて当然かもしれないが、それだけではない気がする。心の交流ができているからである。しかも上下の関係ではなく、同じアジアに暮らす者として、横並びの関係を築いているからだ。真の友情を感じる。

 先の大戦で、日本はアジア諸国を侵略し多大な迷惑をかけた。現地人と戦ったわけではないが、すでに植民地支配していた欧米諸国と戦火を交え、現地住民を巻き込んでしまった。 
 大きな代償を払って終戦を迎えたが、以後70年間、武力ではない国際貢献活動を通じ少なくとも東南アジア諸国から絶大な信頼を勝ち得た。私たちの活動もその一環といえる。

 どの国とは言わないが、明らかに上から目線で接する外国人が多いと聞く。カンボジア人はとてもプライドの高い国民、そんな外国人をとても嫌う。だから、威圧しない優しい日本人が大好きだ。

 もっとも、日本とていつか来た道、かつて日本人も海外デビュー時はそのように思われていたかも。「人のふり見てわがふり直せ」。

          2015年3月23日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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