« カンボジアからのトピックニュース | トップページ | カンボジアからのトピックニュース(その2) »

2015年4月 2日 (木)

洪水が押し寄せる村に高床の校舎が完成

 土橋傑さん(神戸市中央区)の協力により、カンボジアのトゥボンクモム県内で建設が進んでいた「プレチークむつこ小学校」(高床式・5教室)の新校舎がこのほど完成、3月6日に贈呈式を行った。

 式には、カンボジア政府から内務省のシアン・ブン・レン大臣ご夫妻が出席、地元からも関係者など約500人が出席した。日本からも「カンボジアふれあいの旅」に参加した12人が出席した。

20150406_
【シアン・ブン・レン大臣夫妻とともに】

 なお、大臣の奥様は、フン・セン首相の実の妹さんである。政府の要職にもあり、何か困ったことがあったらいつでも相談してほしいと、言われている。
 途上国での活動は、正攻法では通じないことが多い。特に行政関係は、トップダウンで解決するケースが多いため、強力な後ろ盾が必要だ。

 贈呈式では、大臣及び根岸があいさつした後、カンボジア政府より感謝状とメダイが、寄贈者に贈られた。テレビ局や新聞など地元のマスコミも沢山見えた。

 新校舎の建設資金は、土橋さんが勤務する会社の上司だった織田睦子さん(故人)の遺志によるもの。生前、カンボジアの子どもたちが大好きだった織田さんは、死期を目前にして資金の提供を申し出られたそうだ。新校舎には、記念して「プレチークむつこ小学校」と書かれたネームプレートが付けられた。

 同小学校はメコン川沿いにあるため、雨季には洪水が校内に押し寄せることしばしば。そのため校舎の損傷がひどく、以前から、洪水がきても平気な高床の校舎を要望していたが、その分建設費がかさむため、NGO団体などからの協力が得られない状況だった。

20150406__2
【完成したプレチークむつこ小学校 校舎】

 日本人の善意と、カンボジアの要望をつなぐ役割を仰せ使い丸15年、校舎建設は23校目である。時々、メールなどで厳しいご指摘を頂く。「与えるだけでいいのか?」と。

 わが国も戦後貧しかった時、世界中から支援して頂いたが、おかげさまで現在は他国を支援できるまでに成長した。カンボジアもいつか自立してくれるだろう。その日が来ることを期待しつつ、側面より支援している。それだけでなく、その過程で双方に様々な思いがあり、ドラマがあり、そうした中でお互いが成長していくのである。

          2015年4月6日(月) 根岸恒次(法人理事長)

|

« カンボジアからのトピックニュース | トップページ | カンボジアからのトピックニュース(その2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 洪水が押し寄せる村に高床の校舎が完成:

« カンボジアからのトピックニュース | トップページ | カンボジアからのトピックニュース(その2) »