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2015年5月 5日 (火)

マドレーヌが井戸に変身!

 4月30日付け朝日新聞北海道版に、「札幌手稲高等学校家庭クラブ」の活動が大きく報じられた。水汲みに追われて学校へ通えない子どもたちを少しでも減らそうと、カンボジアの小学校に手押しポンプ式井戸を贈るため、毎月1回校内でのマドレーヌ販売、7月には文化祭で手芸品を販売するなどして建設資金を集める様子が、写真入りで報道された。マドレーヌは、同クラブの生徒たちが学校の調理室で作っている。

 活動は2008年に始まった。顧問の東昌江教諭から本会へ電話があり、クラブの生徒たちがカンボジアの小学校へ井戸を贈るため資金を集めたので、仲介してほしいとのことだった。あれから8年、ほぼ毎年1基の井戸を贈り、これまでに7基を完成させた。

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【手稲高校の皆さんが寄贈した井戸の水を飲む生徒たち(3月18日、コンポンチュナン県・ターポン小学校)】

 本会では、2003年から井戸建設を始め、今年の3月までに269基の井戸を完成させた。井戸建設資金の提供者は様々だが、高校生のクラブ活動としてコツコツと資金を集めているのは、同クラブだけだ。

 記事の掲載に当たり、私も記者の方より何度か電話取材を受けたが、井戸が完成することで、子どもたちの水汲みにかかる時間が少なくなって、学ぶ機会が増えるのではないだろうかと話した。

 統計がないので明確ではないが、農村では、半分くらいの小学生が中途で退学し、就職や家の手伝いを余儀なくされる実態がある。しかし、マドレーヌが井戸に変身することによって、少しでも改善の方向に進むことを期待するものだ。

 このようなボランティア活動は、マドレーヌや手芸品を作る生徒にとっても、成長の糧になっていることだろう。ボランティア精神を身につけることが生徒たちの力となり、それが社会の力にもなっていくのだ。

 「継続は力なり」というが、8年前に活動していた生徒さんはすでに立派な社会人になり、活躍していることだろう。

          2015年5月18日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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