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2015年6月 2日 (火)

取り残された子どもたち

 2003年、今から12年ほど前になるが、武藤笑子(ムトウエミコ)さん(静岡県沼津市・故人)の資金協力により、カンボジア・コンポンスプー県の山奥に小学校の校舎を建設した。本会としては初の校舎建設、学校名は寄贈者のお名前を借り、エミ小学校と命名した。

 当時、エミ小学校の奥は人が住んでいない密林と聞いていたが、あれから開発が進んだのだろうか、エミ小学校から約10キロメートル奥に、二つの村があることが分かった。

 そしてその村には200人ほどの子どもたちがいるが、学校がないため未就学の状況にあるという情報を頂いた。

 そこで5月29日、エミ小学校校長先生に案内して頂き、二つの村を訪問した。

 すると村役場の集会所のような建物を借り、エミ小学校から派遣された男性教師が、小学校1・2年生(合計50人ほど)を対象に勉強を教えていた。3年生~6年生は、校舎がないのと教師がいないため、未就学の状態が続いているそうだ。3年生~6年生の数は80人になるという。

20150608
【村役場の集会所で学ぶ子どもたち】

 実は今回のカンボジア訪問で、校舎がなくて子どもたちが学ぶことができない村を、もう一箇所訪問した。ほぼ同じケースで、村に住む元教師が無給で1~2年生のみ、民家の床下(高床)を借りて授業をしていた。3~6年生はやはり、未就学の状態で、家のお手伝いなどして暮らしていた。

 著しい経済成長を続けるカンボジア、首都プノンペンは目を見張るほど変貌しつつある。都会の裕福な家庭の子どもたちはインターナショナルスクールや語学学校に通い、明るい未来が保証されているかのようだ。

 しかし都会から車で2時間も走れば、未就学の村々が点在しているカンボジア。繁栄の陰で、とり残された子どもたちが多くいることを実感したこの度のカンボジア訪問だった。

          2015年6月8日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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