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2015年7月

2015年7月30日 (木)

最近のカンボジア事情(2)

愛 7月8日~28日、カンボジアに滞在した。あちらこちらに足を運ぶ中、撮り溜めた興味深い写真を2回~3回に亘り掲載したい。

 《フランスが残したものは?》
長年フランスの植民地だったカンボジア。主権が奪われ列強の餌食とされた中、フランスパンの製造技術が置き土産として残った。
夢ホームの近くに、最近できたパン屋さんを覗けば、青年がフランスパンを製造していた。安くて美味しいパンは、瞬く間に売れていった。(値段は1ヶ20円~30円)

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 《台風の影響で海も大荒れ》
7月、日本など東アジアを襲った3つの台風、その一つがカンボジアの海にも影響を与えた。訪れたシハヌークビルの海岸は大荒れで、泳ぐ人もまばら。カンボジアでは珍しいことという。

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 《ボートで一斉に帰宅》
久しぶりに訪問したシェムリアップ・トンレサップ湖の水上生活小学校。お昼の時間になると生徒たちは一斉に帰宅した。勉強熱心な小学校、自宅に戻り昼食後、午後もボートで通学し、授業を受けるそうだ。この時期まだ水が少なくて、ほていあおいの草が邪魔して漕ぎにくそうだった。

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 《ワニの子ども》
あのどう猛なワニも、赤ちゃんは30センチに満たない小さな体。これが数年後には1~2メートルにもなるという。トンレサップ湖では、各家庭でワニを飼育、大きくして業者に売っている。

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 《卵を抱くニワトリとガチョウのお母さん》
夢ホームで飼っているニワトリとガチョウが3羽並んで卵を抱いていた。1~2週間後には可愛いひなが産まれることだろう。近くに寄ったら、お母さんニワトリに怒られた。母性本能だ。

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          2015年8月10日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年7月27日 (月)

最近のカンボジア事情(1)

 7月8日~28日、カンボジアに滞在した。あちらこちらに足を運ぶ日々、撮り溜めた興味深い写真を2回に亘り掲載したい。

《子育てしながら教える先生》
 7月11日に訪問した農村の小学校。ハンモックを教室に持ち込み、子育てしながら授業する先生がいた。カンボジアでよく見られる光景。何でもありのカンボジアだ。

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《不法に切り出される木材》
木材が不足するカンボジア、原則として森林伐採は禁じられているそうだが、農民の生活維持のため政府も黙認しているとか。問題は切り出した後に植林しないため、山が丸坊主になってしまうこと。生活維持と環境保全を両立させてほしい。

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《禁煙ポスターがお目見え》
喫煙について、カンボジアでは規制がゆるく、レストランやロビーには灰皿が堂々と置いてある。しかし、世界的な禁煙・分煙の流れに乗り、禁煙を奨励するポスターがやっとお目見えした。

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《織物の仕事を手伝う子》
 7月18日、シェムリアップ県にある「シルクファーム」を訪問したが、まだ3~4歳の子どもが母親の仕事を手伝っていた。遊び半分かと思ったが、聞くと要領を覚えていて、戦力になっているそうだ。まさに家族ぐるみである。

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《暑い国カンボジアでアイススケート!?》
昨年プノンペンにオープンした「イオンモール」の最上階に、アイススケートリンクがある。1時間10ドルと高額だが、大勢の若者が楽しんでいた。富裕層の子どもたちだろうか。私たちが教育支援する農村の子どもたちには想像できない世界が同じ国の中にある。

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          2015年8月3日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年7月23日 (木)

第30回「カンボジアふれあいの旅」

 既報のとおり、第30回「カンボジアふれあいの旅」は人数が集まらなかったため中止したが、予定していた活動を消化するため、理事長を含む4人の理事がカンボジアを訪問した。

 一行は7月8日に成田国際空港を出発、夜遅くプノンペン国際空港に到着した。

 9日、クランスキア小学校(コンポンチュナン県・生徒数=320人)を訪問、金井ユミさん(札幌市、里親会員)が寄贈したトイレ棟(2人用)の贈呈式に出席した。
 生徒へのプレゼントとして、「札幌手稲高等学校家庭クラブ」(札幌市手稲区)の皆さんが船便でカンボジアに送ってくれた手作りノートなどを配布した。

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【クランスキア小学校の生徒たちと】

 札幌繋がりで恐縮だが、旅の直前、札幌市在住で、本会を通じカンボジアに井戸を3基寄贈してくれた高田都悠子さんの訃報連絡を受けた。これまでの温かいご支援に感謝するとともに、心からご冥福をお祈りしたい。

 10日、「クメール教育里親基金」が支援する教育里子の家を訪問した。今回は、教育里親さんから預った沢山のプレゼントの中から、4人の教育里子を選んで届けた。

 11日、「トロパントム石川小学校」(コンポンチャム県・生徒数120人)を訪問、住民や先生と懇談した。

 12日、本会が運営する児童養護施設「夢ホーム」
(コンポンスプー県・児童数=14人)を訪問、お米などをプレゼントした。9月に退園を予定している6人の高校3年生とは最後の出会いとなるため、別れを惜し激励した。

 13日、プノンペン市内で買い物や諸用を済ませた。
14日~15日は延泊しての自由行動となり、16日、帰国の途に着いた。

 次回、第31回「カンボジアふれあいの旅」(11月開催)には、すでに20人以上の参加申し込みを頂いており、募集定員の20名を超えたため、一応申し込みを締め切った。しかし、この時期以外に参加が困難という方は、事務局に相談して頂ければできる限りお連れしたいと考えている。

          2015年7月27日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年7月22日 (水)

戦後70年を経て思うこと

 太平洋戦争が終結して70年が経った。私は昭和23年生まれなので、物心ついた頃は、貧しいながらも社会は安定期に入っていた。小学校の給食で出された脱脂粉乳は、世界各国からの食糧支援物資であったことを後から聞き、敗戦で荒廃した日本にとり、さぞ嬉しい贈り物だったに違いない。

 あまり文献がない中、聞きかじった知識では、1942年に仏印進駐した旧日本軍は、終戦間際までカンボジアをフランスと共同管理した。カンボジアは戦場にならなかったが、旧日本軍は爆撃のための飛行場をいくつか建設したそうだ。

 その一つがコンポンチュナン県にあると聞き、小学校訪問のついでに寄ってみた。すると、驚いたことに飛行場はカンボジア空軍が管理し、時々使用していた。幾分修理した跡があったものの、滑走路もそのまま残っていた。

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【旧日本軍が建設した飛行場を見学(コンポンチュナン県ロリーアプイ郡/7月10日)】

 文献によれば、飛行場を建設するのにカンボジア人を安い労賃で働かせ、苦役を強いたそうだ。

 やがて終戦となり旧日本軍が撤退したため、カンボジアは再びフランスの保護領に逆戻りした。しかし世界の世論を味方につけ、カンボジアは1953年、完全独立を果たした。

 戦時中、少なからずとも迷惑をかけたカンボジアだが、世界に先がけて戦後賠償を放棄、平和条約を結び、シハヌーク国王が日本を訪問して天皇陛下にお会いした。

 比較的平和だったカンボジアに悲劇が襲ったのは、ベトナム戦争が激化した60年代も後半の頃。そのあおりで米軍がカンボジアに侵攻、ポルポト政権下では国中が刑務所と化し、100万人~200万人が命を落とした。ポルポト政権崩壊後は紛争各派による内戦状態に陥り、国は疲弊した。

 90年代になると、対立していた各派が和平協定を結び、平和な国造りが開始された。日本も海外初の自衛隊を派遣、側面から支援した。

 平和になれば我々の出番だ。戦後賠償の意味合いを持つODA(政府開発援助)と民間団体によるNGO(非政府活動)が車の両輪のごとく活動を始めた。本会も、カンボジア社会が安定した2000年代から活動を開始、今に至っている。

 近年カンボジアは経済成長し、国力もアップしたが、豊かな都市部と貧しい農村の格差が一層増している様相だ。そんな農村部に光が当たるように、支援していきたい。

          2015年7月20日(月) 根岸恒次 (法人理事長)

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2015年7月 6日 (月)

再びぬいぐるみを持ってカンボジアへ

 「カンボジアの子どもたちは、ぬいぐるみを抱いて寝る習慣がありますか?」という質問を頂いたことが始まりだった。
 早速、現地の女性スタッフに聞いたところ、「そうしたいけれど、ぬいぐるみを持っている子どもが少ないので・・・」という回答が届いた。私も時々、地方の農村家庭を訪問するが、まだ一度も、ぬいぐるみを見たことがない。

 そこで、先の質問をした加藤知恵子さん(埼玉県戸田市・里親会員)にそのことを伝えたところ、ダンボール一杯のぬいぐるみが届いた。子どもが使ったぬいぐるみを捨てきれず、大事に保管していたが、お役に立てるならと送ってくれたものだ。

 5月19日、女の子の里子を訪問する機会があり、まずはその子にぬいぐるみを差し上げたところ、大変な喜びようだった。そのときに集まった近所の子どもたちが羨ましそうに見ていたので、翌日、加藤さんから頂戴したぬいぐるみを沢山持って再訪問、集まった20人の子どもたちに差し上げた。もらえない子がいると可愛そうなので、事前に子どもの数を把握した。

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【ぬいぐるみを抱く女の子】

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【思わぬプレゼントに感謝】

 帰国後、子どもたちに喜ばれたことを加藤さんに報告したところ、呼びかけて集めてくださったのだろうか、再び沢山のぬいぐるみが届いた。ぬいぐるみは軽いので、空港から運びやすい。今月8日からのカンボジア訪問で、数人が分散して現地へ運搬することにした。

 途上国の貧困対策にはならない小さな活動だが、喜ぶ子どもたちの笑顔がうれしい。子どもたちも満足して、充実した日々を過ごすことができれば本望だ。

          2015年7月13日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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