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2015年8月

2015年8月27日 (木)

あんなに元気だった人が・・・

 本会を通じ、カンボジアに3つの井戸を寄贈してくれた高田都悠子さん(札幌市在住、会員)が6月17日、病気のため亡くなった。72歳だった。

 高田さんは、本会以外でもカンボジア支援活動をしておられ、心からカンボジアの子どもたちを愛してくれた人だった。
 娘さんのお話では、最期、昏睡状態にあっても、うわごとの中でカンボジアのことを気にかけていたそうだ。
 8月には、本会を通じて寄贈した井戸を見に行く予定だったが、叶わなかった。

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【高田都悠子さん】

 高田さんが最初に井戸を寄贈してくれたのは、2012年5月。高田さんが前から支援していた、シェムリアップの街から3時間ほどかかる小学校に井戸を作ってほしいということだった。事前調査のため、高田さんが送ってくれた小学校までの簡単な地図をたよりに出かけたが、場所が分からず苦労した経験が、今では懐かしい。
 その時に寄贈した井戸のネームプレートは「北海道より愛を込めて!」だった。

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【高田さん含む4人の協力で完成した井戸(2015年3月)】

 今年の3月には、2基目と3基目の井戸を寄贈してくれたが、2基目は高田さんの友人4人の連名、3基目は高田さんが所属していた「札幌生涯学習友の会」によるものだった。

 カンボジアを愛して亡くなった高田さんの遺志は、カンボジアの子どもたちがしっかりと引き継いでくれるに違いない。

          2015年9月7日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年8月24日 (月)

写真展&公開講座を調布市で開催

 8月18日~23日、東京都・調布市文化会館「たづくり」(みんなの広場)において、写真展「カンボジアの子どもたち」を開催した。会場には、遠藤啓さん(静岡県伊豆の国市在住、会員)からいただいた子どもたちの写真など約30点を展示、多くの市民が鑑賞した。
 開催に先立ち、ローカルラジオ局「調布FM」の広報番組に出演、写真展をPRした。

 また、期間中の22日に公開講座を開催、調布市民など11人が出席した。
 一昨年から3年連続で同会場にて写真展を開催してきたが、公開講座は初めて。理事長の根岸が会の概略を説明、その後、オブザーバーで出席したカンボジア人留学生、ノップ・ピサールさん(明治大学3年生)が、カンボジアの現状について分かりやすく話してくれた。
 後半は参加者の皆さんと質疑応答を行い、和やかなうちに終了した。

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【公開講座の様子】

 ノップ・ピサールさんは日本滞在歴5年、シェムリアップでガイドの経験もあって流暢な日本語を話す。これからも、本会の力になってくれそうな頼もしい人。
 今回、写真展&公開講座を主催したが、お膳立てはすべて岡本浩史さん(狛江市在住、会員)によるもの。

 岡本さんは現在74歳。定年後、ボランティアグループ「ともしび」を立ち上げ、福祉活動を行う中、2007年から10年まで約3年間、日本財団のシニアボランティアとして、カンボジア盲人協会に派遣された。岡本さんの依頼でピアニカを現地に運んであげたことが縁で、本会の会員にもなってくれた。

 帰国後の2011年、岡本さんは脳出血で倒れたが、懸命なリハビリの甲斐あり、再び活動を始めた。シニアボランティア時代に知りえたコネクションを活かし、カンボジアの視覚障害児のためピアニカやサッカーボールなどの助成金をいただき、本会を通じて毎年現地に届けている。

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【鈴入りのサッカーボールをカンボジアの視覚障がい児にプレゼント】

 本会では、今年から写真展と公開講座の抱き合わせで開催、6月の「めんこい美術館」(岩手県奥州市)に続き2度目。今後も、全国で同様の企画を進めていく予定。

          2015年8月31日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年8月17日 (月)

飴玉一個で国際協力

 国際協力とは何か?援助を必要とする人々に対し、国という垣根を超えて実施する支援活動のことである。

 援助の中身は大小さまざま。道路や橋を建設するODA(政府開発援助)から、飴玉一個を子どもたちにあげるのも、立派な国際協力である。

 私たちのような民間NGOは、大きなことはできないが、小さな支援は得意分野だ。
 そんな理由から、このたびのカンボジアを訪問で会員の皆様から届いた品々を持参、現地の子どもたちに届けた。

 今回は、前回の訪問に続き、ぬいぐるみと飴を沢山持参、行く先々で子どもたちに配布して喜ばれた。ぬいぐるみは加藤知恵子さん(埼玉県在住、里親会員)、飴は岩橋京子さん(奈良県在住、会員)が集めてくれたもの。ノートなどの文房具は重いため空港からの持ち出しが困難、その点ぬいぐるみや飴は軽いので、比較的簡単に現地へ運べる。

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【村の子どもたちにアメをプレゼント】

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【村の子どもたちにぬいぐるみをプレゼント】

 「ものを与えるだけでいいのか?そんなの国際協力とはいえない」という意見もある。確かに飴や人形を与えるだけで、貧しい子どもたちの生活が改善されるわけではないが、これも支援活動の一端と捉えればいいのだ。

 私たちは校舎や井戸などを沢山作り、教育支援や職業訓練も行っている。しかし、最初からこうした活動を展開できたわけではない。本会は、全国から文房具を集め、それを現地の子どもたちに配布することから始まったのだ。

 まずは飴玉一個から始めるのが、国際協力の原点ではなかろうか。

          2015年8月24日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年8月10日 (月)

安城市の小学校から、カンボジアの小学校へ出前授業

 子どもたちが幅広い知識を持ち、色々な経験をしてもらおうと、7月26日、現職の教師がカンボジアの小学校を訪問、2科目の授業を行った。

 授業をしたのは、愛知県安城市立作野小学校の校長を務める石川法威先生と、同三河安城小学校の教頭を務める石川義男先生。
 出向いた先は、石川桂さん(本会副理事長・安城市在住)が校舎と図書館を寄贈したカンボジアのトロパントム石川小学校(コンポンチャム県プレイチュ郡・生徒数=170人)。

 両先生は、これに先立ち7月24日、他の参加者(5人)とともにシェムリアップに到着、アンコールワットやアンコールトムを観光したあと、25日にプノンペンへ移動した。
 26日は、参加者一行と一緒に「トロパントム石川小学校」へ。この日は日曜日にも関わらず、ほぼ全員の生徒と保護者ら約200人が集った。

 最初に授業したのは、理科が専門の石川義男先生。難しい話をしても理解してもらえそうにないと思い、実技を交えて分かりやすく説明した。

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【理科の実験を行う石川義男教頭】

 次に授業したのは、美術が専門の石川法威先生。今回は、折り紙の実技指導を行った。
生徒たちは、初めての折り紙に悪戦苦闘。参加した他のメンバーも指導に加わった。

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【石川法威校長の指導で折り紙に挑戦する生徒たち】

 約2時間の出前授業が済んだあと、子どもたちに、石川桂さんが用意してくれた学用品を配布、保護者には金一封を差し上げた。

 このたびの出前授業は、石川桂さんの発案で行われた。小学校の校長を務めた経験と人脈を活かし、地元の教育委員会などに掛け合い、実現にこぎつけた。
 授業してくれた石川両先生は、石川桂さんの教え子。同姓の3人の石川先生が揃う偶然も重なった。

 石川桂さんは、日本の夏休みに当たるこの時期、できれば毎年実施したいと意欲を見せている。

          2015年8月17日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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