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2015年9月28日 (月)

「夢ホーム」から6人の子どもたちが巣立つ

 本会がカンボジアで運営する児童養護施設「夢ホーム」(児童数14人)は、「クメール教育里親基金」(2003年創設)が支援する子どもたちの受け皿として、会員の皆様の資金援助により2009年3月に開園した。

 開園当初は小学生だった子どもたちは皆様のおかげてスクスクと成長、9月には6人が高校生活を終え、厳しい社会に巣立って行った。

 カンボジアの教育システムは日本のそれと少し違い、高校修了にあたり全国統一テストが実施される。この試験に合格しないと卒業証書がもらえず、大学に入学することも叶わなくなるのだ。

 昨年は、カンニングなどの不正を防止する意味合いで合格率20%、今年はやや緩和されたとはいえ、合格率50%だった。

 「夢ホーム」の子どもたちといえば4人が合格、2人が残念ながら不合格だった。2人のうち1人はすでに就職が決まり、もう1人も実家に戻り、進路を模索しているところだ。

 合格した4人は大学進学を志望しているが、当面はアルバイトして学資を貯める子も入れば、日本人からのサポートを受け、今年から大学に入学する子もいる。

 いずれにしても、夢ホームにいれば1円もかからなかった生活が一変、動くだけでもお金がかかる厳しい社会生活が彼らを待っている。

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【卒業証書をもらい喜ぶ4人の子どもたち】

 これまで育ててくれた日本の教育里親や「夢ホーム運営基金」を支えてくださる会員さんに感謝し、社会の荒波に負けることなく頑張ってほしい。

 夢ホームは、2009年に開園後政府が管掌する認可施設になり、子どもの成長に伴う予想外の支出が増大するなど、一時運営が危ぶまれたが、途中から「夢ホーム運営基金」を創設して定期的な寄付者を募ったところ、著しく経営改善された。

 未だに運営基金のみでは運営が困難ではあるものの、子どもやスタッフの減少、経費節減などの経営努力により、来年からは運営基金だけでの運営が可能になる予想だ。

 夢ホームは今後、児童のケアとともに職業訓練の場として、更に地域社会のセンター的機能を兼ね備えつつ、新たな展開を模索している段階だ。

          2015年10月5日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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