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2015年10月

2015年10月27日 (火)

久しぶりに武藤滋先生を訪問

 10月21日、遠藤啓さん(静岡県伊豆の国市、会員)の運転で、久しぶりに武藤滋先生(静岡県沼津市・里親会員)を訪ねた。武藤先生は11月に90歳を迎えるが、とてもお元気だった。この所、判を押したように春・秋の年2回、先生のお宅を訪問している。

 武藤先生とは長いお付き合いである。本会が創立して3年目の2002年、「カンボジアふれあいの旅」に参加していただいた。それがご縁で2003年、奥様とご一緒に小学校の校舎を2棟寄贈してくれた。同年、現地活動用にと新車両(トヨタハイラックス)を寄贈してくれた。この車両は昨年秋までフル回転し、会の活動に大きな貢献をしてくれた。

 2009年、夢ホームのために沢山の建設資金を提供してくれ、図書館も作ってくれた。
 現在もなお、11人の子どもたちの教育里親になっており、先日の訪問時に、里子へのプレゼント代をお預かりしたところだ。

 このほか、事ある毎に寄付金をいただいており、武藤先生の多大なご尽力を抜きに、本会の成長を語ることは出来ない。

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【左から、訪問に同行した島田知美さん、武藤先生、遠藤啓さん、根岸。(写真提供=遠藤啓様)】

 武藤先生を訪問するとき、必ず立ち寄る場所が2ヶ所ある。ひとつはお寿司屋。沼津漁港に近いお寿司屋さんで、新鮮なねたの寿司をいただくのも訪問の楽しみ。

 もう一つは、赤澤節子さん(88)を見舞うこと。赤澤さんは長いこと本会の里親会員だったが、数年前に脳梗塞で倒れ、現在は沼津市内のケア付き住宅で余生を過ごしている。本職は看護師さん、半世紀以上、著名な外科医だった武藤先生を助け、医療に身を捧げてくれた方だ。

 本会も創立して15年が経過し、初期に貢献してくれた方々が高齢期を迎えている。そうした方々に対し、その恩を忘れることなく顕彰していくことが、会の創設時を知る私の役目でもある。

          2015年11月2日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年10月19日 (月)

トウロン・メアリ閣下と久しぶりに会食

 9月25日、プノンペンにある日本料理店にて、トウロン・メアリ閣下(77)と夕食をともにした。メアリ閣下と私の共通の知人が招待してくださった。

 メアリ閣下にお会いしたのは3年ぶり。閣下の自宅はフランスなので、中々お会いする機会に恵まれなかったが、今後はカンボジアを拠点にお住まいになるということなので、時々お会いすることができよう。

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【前列左から2番目がメアリー閣下】

 メアリ閣下とは1994年、閣下が駐日カンボジア大使館(東京都赤坂)の初代特命全権大使として赴任された時からのお付き合いなので、かれこれ20年になる。  駐日カンボジア大使館は、内戦中は閉館していたが、91年に和平合意が実現後大使館を再開、初代大使として赴任したのがメアリ閣下だった。シハヌーク前国王の全幅の信頼があった。

 メアリ閣下は98年に退官、その後しばらく交流があったものの、事情があり途絶えていた折り、7~8年前、本会の現地アドバイザーで前国会議員のリー・ソン閣下の仲介で再会することができた。偶然にも、メアリ閣下とリー・ソン閣下は同級生だったのだ!

 メアリ閣下は、大国に翻弄されながらも戦後のカンボジアを生き抜いた証人だ。
 2002年、私はメアリ閣下の半生を一冊の本にして出版したことがある。もう絶版になっていまい、残念ながら殆ど残っていないが、60ページ程度の冊子なので、興味ある方は申し出てほしい。(コピー代、送料は自己負担)

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【13年前に出版したメアリ閣下の半生記】

 メアリ閣下は苦労人だ。一時政権与党から追われるはめになったが、現在はもとのさやに収まっている。

 人の悪口を聞いたことがなく、いつも温和で笑顔を絶やさない人柄。カンボジアへ行ったら、またお会いしたいと思わせる人だ。私も、「もう一度会いたい」と思ってもらえる人になりたいと願う身だが、閣下に較べるとまだまだ半人前である。

          2015年10月26日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年10月14日 (水)

急伸するカンボジア米の生産と輸出

 カンボジアでは縫製業が盛んになり、大勢の人が工場で働いているが、依然として国民の8割が農業に従事しているという。特に米の生産が中心。

 カンボジアは、60年代は米の輸出国だったが、長い内戦やポル・ポト政権による圧制で一時途絶えたものの、90年代には60年代の水準まで回復、2013年には37万トンとなり、東南アジアではタイ・ベトナムに続く第3位の輸出国になった。(カンボジア農業水産省の統計調査による)
 もっとも、非公式にタイやベトナムに輸出される数字はカットされており、実際の数字は70万トン~80万トンになるらしい。

 米の生産量も増えており、2013年には739万トンで、世界でも11番目の生産量だ。
(ちなみに日本は10番目)
 増量の原因は、灌漑の普及や機械化が挙げられる。国も生産を後押ししており、2015年には100万トンの輸出目標を国策としている。

 ただ、米の生産が増えたからといって、農民の暮らし向きが良くなったとは言えない。里子の家庭訪問などで農村を回り、農民の話を聞く限りでは、相変わらず貧しい生活だ。
 江戸時代では、代官や庄屋が利益を吸い取り、多くの農民は貧しい生活を強いられていたが、なにやらカンボジアの農村にそんな雰囲気を感じる。

 国の成長・繁栄を末端の国民が享受できる社会になることを望む。

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【カンボジアの田植えは相変わらず手作業】

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【夕食のおかずにと、たまり水で小魚を釣る農村の子どもたち】

          2015年10月19日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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2015年10月 6日 (火)

校舎がなかった小学校に嬉しいプレゼント

 9月17日、「ソリヤ小学校」(コンポンスプー県オラル郡・生徒数=120人)で新校舎の建設着工式を行い、根岸と鈴木千雄さん(愛知県あま市、里親会員)が出席した。

 9月のカンボジアは雨季で、この日も朝から雨模様。途中から道路が川のようになり下車、約30分の道のりを木材運搬車(耕運機みたいな乗り物)に乗り換え、現場に向かった。

 「若いときの苦労は買ってでもしなさい」とよく言われたものだが、まさかこの年になって大変な経験をすることができ、嬉しいやら悲しいやら。着工式を行う工事現場に着いた時は、下着までびしょ濡れだった。

 雨も小降りになったのを見計らい、着工式を行った。いつもの仏式だが、周囲にお寺がないので、長老のような方が司式してくれた。

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【大雨の中、木材運搬車で到着 写真提供=鈴木千雄様】

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【小雨の中、行われた着工式 写真提供=鈴木千雄様】

 同校の校舎建設に当たり、今年の3月、プレチークむつこ小学校(トウボンクモム県・生徒数=600人)に新校舎を寄贈してくれた土橋傑さん(神戸市中央区)が、2校目となる校舎建設を申し出てくれた。
 新校舎は3教室(机・椅子・黒板完備)で2人用トイレ棟も併設、来年3月までに完成の予定。

 同校には校舎がなく、1・2年生のみが村の集会室を借りて授業を行っていた。3~6年生は未就学だったが、校舎ができれば全員が授業を受けることができる。

          2015年10月12日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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