« 久しぶりに武藤滋先生を訪問 | トップページ | 第31回「カンボジアふれあいの旅」 »

2015年11月 2日 (月)

千里の道も一歩から

 私が国際協力に関わるようになり、11月で丁度20年になる。20年前の1995年11月29日、初めて途上国といわれる国を訪ねた。カンボジアである。

 2002年、中国の雲南省に住む少数民族を教育支援するNGOに関わり、名前だけは顧問という立場で支援活動に加わった。いまも続けている。

 2008年には、縁あってインドのコルカタで児童養護施設をサポートしているNGOの代表を仰せつかり、いまに至っている。

 この20年間で、世界は激変した。カンボジアも中国もインドも、日本をしのぐ成長ぶりに、多くの方から支援は不要ではと問われた。2011年に発生した東日本大震災が、不要論に拍車をかけた。
 日本の子どもの6人に1人が貧困家庭という報道もあった。「まずは日本の子どもたちを何とかしろ!」と世間の風当たりが耳に痛い。

 ところが、遠い国の現場からは、相変わらず支援を求める声を多く聞く。成長著しい3つの国だが、底辺まではその恩恵が届かない実態がそこにある。

 特に、カンボジアの農村で暮らす子どもたちの実情には目を覆いたくなることがある。しかし、何もない中で、意外と元気で陽気に暮らしている。お金で買えない何かがあるのだろう。

 お坊さんになる子も多い。お釈迦様への帰依という崇高な精神からではなく、まずは食べられる環境に身を置きたい気持ちがあるのだろうか。

20151109_001
【農村で見かけた子どもの僧侶。弟と共に寺に住んでいるという。】

20151109_002
【今にも倒れそうな家で父親と暮らす里子。里親さんからプレゼントをもらい喜んでいた。】

 カンボジアへの支援活動が20年になるのを契機に、一冊の本を出すことにした。200ページに満たない小さな単行本だが、ささやかな記念パーティも行う予定。会員相互の親睦会も兼ねており、ふるってご参加願いたい。

 いずれにしても、私たちの小さな活動だけでは、こうした現状を一気に変えることはできまい。しかし、蟻の一穴ではないが、信念と情熱を持ち活動していけば、大きな山を動かすこともできるだろう。「千里の道も一歩から」

          2015年11月9日(月) 根岸恒次(法人理事長)

|

« 久しぶりに武藤滋先生を訪問 | トップページ | 第31回「カンボジアふれあいの旅」 »

コメント

坂本です。お久しぶりです。
相変わらず頑張ってますね!!
私も3番目がいよいよ小学校に上がります。
真ん中もサッカーをやっているので大忙しです。
みなさんにとってもお会いしたいのですがなかなかお会いできず残念です。
お体にお気をつけて頑張ってください~

投稿: 坂本 ひろみ | 2015年11月 9日 (月) 10時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 千里の道も一歩から:

« 久しぶりに武藤滋先生を訪問 | トップページ | 第31回「カンボジアふれあいの旅」 »