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2015年12月24日 (木)

やはり平和が一番、来年もそうあってほしい

 今年も残り少なくなり年賀状の宛名書きを始めたが、今年は喪中はがきが15枚も届いた。次は私の番かな?と思わせるハイスピードで、友人・知人が天国に旅立った。

 残念なことが一つ、今年亡くなったにも拘らず、喪中はがきが届かなかった友人がいた。
 色々と想像してみた。残された家族(特に奥様)との関係はどうだったのか?友人には悪いが、奥様にとり良き夫ではなかったのかな?そうだとしても、喪中はがきは出してあげないと、沢山の年賀はがきが舞い込むことになるのに・・・。明日はわが身か?

 私も12月に67歳になった。約700万人といわれる団塊世代(昭和22年~24年生まれ)が、とうとう全員年金受給者になった。高度経済成長期を支えた我々にとり、年金受給は当然のこととはいえ、将来につけを回す形で年金を享受しているわけで、支え手になっている若い世代からは、当然反発の声が多く聞かれる。

 しかし、もう少し辛抱してほしい。なぜなら、あと20年~30年すれば700万人が大量死するので、若い世代も年金を享受できるだろう。(金額は保証しないが・・・)

 では、カンボジアはどうなっているのだろうか?
 カンボジアには、公的年金、保険は存在しない。生活保護もない。介護保険など夢のまた夢だ。高齢になって働けなくなったら、家族や親戚が面倒をみるしかない。保険もないので、病院の治療費は全額本人負担である。暮らしていけない人々は路上の物乞いとなる。

 よくしたもので、カンボジア人は物乞いにお金を与える習慣があり、結果的にこれが生活保護になっている。カンボジアには、家族や地域社会が高齢者をケアする習慣が残っており、公的制度がなくても何とか暮らしていけるのだ。それが理想なのかもしれない。

 カンボジアの人口は1531万人、高齢化率(65歳以上)は人口のわずか4%、反対に0歳~14歳が31%、日本が抱える少子高齢問題は、今のところ全く存在しない。合計特殊出生率も2・86人(2013年)、20年前より下降しているが、まだまだ子どもが増えそうだ。

20160104_001
【元気な高齢者の皆さん】

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【まだまだ増える子どもたち】

 問題は教育制度。生まれてくる子どもたちがまっとうな教育を受けることができるよう、国に配慮をお願いしたい。小学校を中退して働かせるような国では、いつまでたっても先進国にはなれない。

 平均寿命も伸びている。1980年に29歳だったのが、2013年には71・75歳になった。ポルポト政権崩壊後、平均寿命が急速に伸びたことは、やはり平和が一番ということだ。日本も平和になってから人口が増え、寿命が伸びた。平和のありがたさ実感する年の瀬である。

          2016年1月4日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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