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2016年4月13日 (水)

「クメール教育里親基金」を支えてください

 病気や事故、親の離婚などにより両親や片親を失い、かつ貧しい家庭にいるカンボジアの子どもたちが安心して学ぶことができるようにと、本会は2003年に「クメール教育里親基金」を創設、本日現在380人の子どもたちを教育支援している。

 3月3日~23日のカンボジア滞在中、第32回「カンボジアふれあいの旅」では5人の教育里親さんが、教育支援する里子の家を訪問、プレゼントを届けて交流した。
 その後延泊中に、20人の里子の家を訪問、教育里親さんから預かったプレゼントを届け、近況を聞いた。

 教育支援する380人の里子たちは、貧しい家庭の中で暮らしている。両親や片親のいない子が大半で、家がなくて親戚の家に身を寄せている子もいる。

 里子が住む家の多くが粗末な造りで、今回訪問した中で最も驚いたのは、たたみ2畳ほどの台の上に5~6人が寝ていると聞いたことだ。ゴザ1枚、布団もない。窓もなく、雨が降ったら吹き込んで大変。それでもけなげに生きている子どもたちを見て、何とかしてあげたいとの思いが募る一方だった。

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【里子のトム・ヴィラナン君 この台の上で5~6人が寝泊まりしている】

 逆境に負けず、はい上がった里子もいる。
 滞在中に面接したマッカラー君(大学に通う22歳)は、小学校4年生から高等学校を卒業するまで「クメール教育里親基金」の恩恵を受けた。父親が離婚して家を出てしまい、母親のわずかな収入と教育基金で暮らしたという。
 支援の対象から外れた今は、アルバイトしながら大学に通っているそうだ。「夢は銀行員」というマッカラー君、夢の実現のため頑張る毎日だ。

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【「夢は銀行員」と語るマッカラー君】

 成長著しいカンボジアだが、繁栄の影で貧しい暮らしを強いられている農村の人たち、特に子どもたちには、最低限の教育を享受する権利がある。
 せっかく教育支援を開始しても、家庭の事情で学校を中退して工場に就職したり、出稼ぎのため、タイなどの外国へ家族で移住するケースが後を絶たない。その先で待っているのは、児童労働の厳しい現実だ。

 社会の大きなうねりの中では微々たる活動かもしれないが、手をこまねいていては何ら問題の解決にならない。一歩一歩だが、長い戦いにあなたも参戦してほしい。

          2016年4月18日(月) 根岸恒次(法人理事長)

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